コンウェイは、アルピーヌが今シーズンにLMH規定車よりもはるかに軽い“グランドファーザーLMP1”で競争力を高めたことが、「競争という意味では良いこと」と述べ、2021年シーズンを席巻したトヨタは「つねに用心している」と語った。
「(彼らは)昨年はもっと苦労していたが、タイヤとの相性が良くなっているようだ」とコンウェイ。
「公平に見て、彼らはいい仕事をしている。ただし、2台の異なるクルマのバランスを取るのは難しいんだ」
コンウェイはモンツァで導入されたトヨタGR010ハイブリッドの新しいオープンディファレンシャルへの適応の課題が、富士ではそれほど厳しくなくなることを期待している。このデフは、IMSAの次世代ハイブリッド・プロトタイプカーであるLMDh車両がWECハイパーカークラスに加わる来季に備えて、第4戦で導入されたものだ。
トヨタの新しいデフはロック式に代わるもので、モンツァではブレーキング時のハンドリングに難があった。しかし彼は、富士はイタリアのオールドサーキットよりも適していると予想している。
「デフのセットアップが変わると、確かにいろいろなことが変わる」とコンウェイは説明した。
「(対応するには)ドライビング・テクニックが必要だけど、富士には同じようなセットアップで行くので、少なくともモンツァで得た知識がある」
「モンツァのマシンはトリッキーだったが、週末が進むにつれて改善されていったと思う」
「モンツァは本当に高速で、ブレーキも重要になるサーキットだ。だから、もしどのサーキットでも影響を受けるとしたら、モンツァはそれらのリストの上位に入るだろうね」
「一方、富士はそれほど悪くないと思う。ターン1には大きなブレーキングエリアがあるが、それ以外はタイトでツイスティなものばかりだ。少なからず影響はあるだろうけど、モンツァほど厄介にはならない考えている」

