「2022年にアレックス(・リン)をチームメイトに迎えられてよかった。僕たちはDPiで一緒に学び、成長することができたし、WECに向けても本当にいいパートナーシップを築くことができたと思っている」とバンバー。
「僕たちはお互いをよく理解している。また、リチャード(・ウエストブルック)の加入はシームレスな移行になると信じているよ。2023年シーズンを成功裏にスタートできることを願っている」
今年バンバーと02号車キャデラックをシェアしていたリンも、「アールとは、とても仲が良いだけでなく、お互いに挑戦し合っているので、うまくいっていると思う」とコメント。
2020年にアストンマーティンでル・マンのクラス優勝を経験しているイギリス人は、「ドライビングにせよ、マシンのセットアップにせよ、お互いにプッシュしあって多くを求めるが、同時に多くの敬意を払っている」と続けた。
「ある意味、ちょっとした兄弟愛みたいなものがあって、それは素晴らしいことだし、成功するスポーツカー・チームには必要なものだと考えている。そこにリチャードが加わり、勝利のプログラムを成長させ続けられることに興奮しているんだ」
ウエストブルックは、CGRがIMSAでフォードGTのワークスプログラムを4シーズン運営した際に同チームでGTEカーをドライブし、2018年のデイトナ24時間を含む計8レースで優勝した。2023年のプログラムはこのとき以来のチーム復帰となる。
「チップ・ガナッシで本当に良い4年間を過ごした後、そこには多くの友人たちがいて、いつか彼らのもとに戻ることをずっと夢見ていたんだ」と彼は述べた。
「2016年から2019年の間、プログラムはとてもうまく機能していたし、また一緒になれるルートが見つかってうれしいよ。(来年が)待ちきれないね! 今のスポーツカーレースはエキサイティングな時代なんだ」
なお、ウエストブルックは、グリッケンハウスのノンハイブリッド・ハイパーカーを駆り、ル・マンでの2戦を含め合計4回、WECハイパーカークラスでレースを戦っている。
キャデラックは先週、WECと同じマシンを使用し、2台体制で実施するIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPプログラムのドライバーラインアップを発表している。
その中では、アレクサンダー・シムズがピポ・デラーニとともにアクション・エクスプレス・レーシングに所属すること、セバスチャン・ブルデーとランガー・バン・デル・ザンデが引き続きCGRから北米シリーズのトップカテゴリーを戦うことが明らかにされた。キャデラックは後日、デイトナ24時間など計4つの耐久イベントからなる“ミシュラン・エンデュランスカップ”で登録する追加ドライバーをアナウンスする予定だ。
