WEC世界耐久選手権第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースでは、LMGTEアマクラスに歴史的ウイナーが誕生した。リシャール・ミル・AFコルセからエントリーした22歳のフランス人、リル・ワドゥーが、WEC史上初の女性クラスウイナーとなったのだ。

 昨年、リシャール・ミル・レーシングチームでLMP2マシンをドライブしていたワドゥは、WEC2年目の今年、ブロンズドライバーのルイス・ペレス・コンパンク、フェラーリファクトリードライバーのアレッシオ・ロベラとともに、LMGTEクラスで83号車フェラーリ488 GTE Evoをドライブしている。

 4月29日にベルギーのスパで行われた第3戦、クラス5番手からスタートした83号車は、レース中盤にクラストップに立つと、33号車シボレー・コルベットC8.Rに18秒6の差をつけてクラス優勝を飾った。

■「意志があれば、誰もがドライバー。女性も少年もない」

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