WEC世界耐久選手権第3戦スパでアントニオ・フォコが起こしたアクシデントを受け、フェラーリは、今季シリーズに導入された『タイヤウォーマーの使用禁止』規則に対し、懸念を表明した。
フォコは6時間レースの5時間目、ミシュランのスリックタイヤを履いてピットアウトした直後、スパ・フランコルシャンサーキットの名物コーナー『オー・ルージュ』へと向かう下り坂で50号車フェラーリ499Pのコントロールを失った。
マシンはコース左側のバリアへとクラッシュし、スピンしながらコース上へと戻って停止した。この事故により、第1戦セブリング、第2戦ポルティマオで連続表彰台を獲得していたフォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセンは、第3戦のレースからリタイアすることとなった。