今シーズンのIMSAとWEC世界耐久選手権に登場したティラノサウルス(T-REX)カラーリングの“レクシー”と、その妹でWEC富士に向けて輸送中の兄の代わりに先週末バージニアで行われた第9戦『ミシュラン・GTチャレンジ・アット・VIR』でIMSAにデビューした“ロキシー”。これらの恐竜リバリーが来年も使用されるか、と尋ねられたジャネットは、まだ作業中ではあるが楽観的だと答えた。
「レキシーとロキシーに対するファンの反応は、全体的に非常に高い」と彼は述べた。
「私たちは続けたいと思っているが、来年のことはまだ確定していない」
「だが、もし今それをやめてしまったら、たくさんの抗議や嫌がらせのメールが届くことは間違いないだろうね」
■計3ラウンドの衝突がもたらすWECエントリーの影響
ジャネットは、AOレーシングがGTEからGT3マシンに移行するWECにフルタイムで参加し続けることは、世界選手権とウェザーテック・スポーツカー選手権との間で3つもの日程重複があることを考えると可能性が低いと述べた。
同チームは現在、LM-GTEアマクラスでチーム・プロジェクト1とパートナーシップを結んでいるが、ハイエットとジャネットは今年のWECラウンドを2戦欠場した。いずれもIMSAとWECのレーススケジュールが重なっていたためだ。
「WECに関することを一切やらないと明言するつもりはない」とジャネット。
「我々は何かをうまく機能させるために努力したいと考えている。しかし(両選手権の)カレンダーの衝突を考えると、今年よりもさらに困難になるだろう」
「我々の優先順位はアメリカにある。とはいえ、ル・マンで長く存在感を示したいと思っているので、何らかのかたちで2024年もエントリーできるよう努力するつもりだ。だが、今このタイミングと優先順位はIMSAにあるんだ」