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投稿日: 2017.05.31 14:22
更新日: 2017.05.31 15:01

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL、関口は3番グリッドからレースをスタート。前日のレース1でも失敗し、関口にとって鬼門となっているスタート。

 蹴り出しこそ悪くはなかったものの、それ以上に4番グリッドからスタートしたNo.36 アンドレ・ロッテラー選手(VANTELIN TEAM TOM’S)のスタートが良く、レース1に引き続き先行を許してしまいます。

 5番グリッドのNo.15 ピエール・ガスリー選手(TEAM MUGEN)にもインからサイドバイサイドに持ち込まれてしまいますが、ここはポジションを守り切り、1つ順位を落としましたが4位でオープニングラップを走行します。

 No.19柏木良仁チーフエンジニアを筆頭にチームは1周目終わりに関口をピットに呼び込む作戦を採用。ピットインし、義務である4輪のタイヤ交換を遂行しコースへと戻ります。

 関口と同じく1周目終わりにピットインしたマシンは8台。この中でトップでコースへと戻り、単独走行へ。トップグループのマシンがピットイン後の逆転を目指して、フレッシュタイヤの状態でオーバーテイクシステムを使用しながら、プッシュし続けます。

 この時点でのファステストラップもマークし、気を吐きます。6周目終わりには3位のロッテラー選手がピットイン。作業中に関口は悠々とホームストレートを通過し逆転に成功します。

石浦を振り切りレース2優勝を飾った関口雄飛
石浦を振り切りレース2優勝を飾った関口雄飛

 その後、レース中盤も引き続きプッシュ。未ピット組が続々とピットインするなか、ポールポジションからトップを走行するNo.2 石浦宏明選手(P.MU/CERUMO・INGING)は34周目にようやくピットイン。石浦選手がコースインする頃、関口は1コーナーを通過。見事石浦選手をも逆転に成功します。

 38周目、クラッシュしたマシンがバリアに突っ込んだため39周目にセーフティカーが導入。好ペースで2位の石浦選手に対し8.873秒差を付け、着実にギャップを築きつつあった関口ですが、後方のマシンとの差は一気になくなってしまいました。

 マシン回収が終わると43周目にレースリスタート。残り9周の争いとなります。最終盤、石浦選手のペースが良く、僅差で追い詰められてしまいます。

 ファイナルラップでは最後のオーバーテイクシステムを使用し、抜きにくいというコース特性を活かして逃げ切り。今季初優勝を飾りました。関口の優勝は昨年の第6戦SUGO以来通算3度目となりました。

 一方のヤンは16番グリッドからレースをスタート。オープニングラップの1コーナーでスピン、接触を喫し順位を18位まで落としてしまいます。

 チームメイトの関口がピットインした翌周にピットインし、4輪タイヤ交換を行います。コースへと戻ったあとは後方、18位で苦しいレースを戦います。

 38周目のクラッシュでリタイアとなったNo.41 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に離脱により17位へ浮上した以外で順位を上げることが出できず。予選順位に大きく左右されたチームメイトとは対照的に、今週末の最後は苦汁をなめる結果となりました。

 開幕戦鈴鹿での苦戦以降1か月間、対策を講じ今回の岡山ではチームとして今季初ポールポジションと今季初優勝を記録することができました。

 No.19 関口雄飛は今回の2位と優勝によりポイントランキングでも上位につけ、中盤戦へ突入していきます。No.20 ヤン・マーデンボローも十分な速さを持ち合わせていますので次戦以降では巻き返し、2台揃って好結果を求めていきます。引き続き、ITOCHU ENEX TEAM IMPULへのご声援、よろしくお願いします。

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017年シーズン ここまでの戦績


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