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投稿日: 2017.07.18 18:29

関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | 関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

 ピットストップを済ませたマシンの中ではトップを走っていた関口雄飛でしたが、後方からさらに速いペースで追い上げてきたロッテラー選手と激しいバトルを展開。
 
 手に汗握る接触寸前のバトルの末、関口雄飛は36周目のダンロップコーナーでひとつポジションを落としてしまいます。
 
 その後、ピット作業を42周目まで引っ張り、首位を走っていた小林可夢偉選手がタイヤ交換後のリスタートに戸惑い、戦線離脱。この時点で関口雄飛は4位を走行していましたが、後方からタイヤ交換を済ませた昨年のGP2チャンピオン、ピエール・ガスリー選手が万全の状態で激しくチャージしはじめていました。
 
 スタンドに詰めかけた観客の注目はレースの首位争いではなく、実質的な4番手争いであるこのふたりの見応えあるバトルに注がれました。コーナーの立ち上がりで激しくリヤをスライドさせて、なんとかマシンをコース上にとどめるような関口雄飛に対し、フレッシュタイヤゆえにブレーキング、コーナーリング、立ち上がりのグリップに勝るガスリー選手は随所で激しく関口雄飛に迫ります。
 
 ストレートでも両選手ともオーバーテイクシステムを駆使しつつ、激しく、クリーンなバトルを展開。ラスト5周の攻防戦は、テレビカメラもこの2台のバトルしか映さない状態で、ファンを魅了する本物のレースを見せてくれました。
 
 結局、4位争いはそのまま0.035秒差で関口雄飛のマシンが先にコントロールラインを通過。肉眼では、ほとんど同時に近い緊迫したゴールでした。
 
 星野一義監督も、関口雄飛がピットに戻ってくるや否や、「よく抑えた、よく頑張った」と握手を求め、激しい4位争いの攻防戦を守り抜いた走りを賞賛しました。
 
 チャンピオンシップポイントでは関口雄飛がランキング3位に浮上。着実にタイトル争いを見据えた戦いぶりを身に着けた関口雄飛は、王座を目指して、シリーズ後半戦へと突入します。
 

関口雄飛のコメント


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