そしてトップとなったガスリーは目の前がクリアになったことでペースを上げはじめる。見た目上の順位はガスリー、一貴、国本に。しかし、ピットアウト後、関口ものノーピット戦略の可夢偉の前でコースに戻り、しかも前方がクリアなポジションで戻れたため、関口速いペースでラップタイムを重ね、1分8秒中盤のタイムで見た目上のトップのガスリーとの差を広げていく。

 その後、ピットへと続くマシンはなく再び膠着状態に。関口の2つ後ろのポジションにはノーピット作戦と見られるローゼンクビストの姿も見え、何台のマシンがノーピットで走行できるのか、順位に動きはないものの目が離せない展開へ。

 2番手のガスリーが動いたのは58周目。関口と同様、周回遅れのマシンに引っ掛かり始めピットへと入った。ガスリーは可夢偉の前、関口の約4秒後方という位置でコースへ復帰。それに合わせて翌周、一貴、国本がピットへ動いた。一貴も可夢偉の前へ戻り3番手で復帰。

 そのあと、石浦が全体ベストタイムを更新し、そのあともセクターベストタイムを刻みながらピットへと入った。石浦は山本尚貴(TEAM MUGEN)の後ろで戻り、隊列は関口、ガスリー、一貴、可夢偉、ローゼンクビスト、国本、山本、石浦の順に。この中でまだピットへと入っていないのは可夢偉とローゼンクビストそして山本の3台に。

 残り6周となった62周完了時点で関口とガスリーの差は2.2秒。64周目、石浦が山本をパス。ノーピット作戦の山本はペースが厳しい様子で、石浦にすんなりと前の位置を明け渡す。66周目にはローゼンクビストもペースを保てず厳しい状況に。

 トップ争いは関口の燃費が厳しかったようで、関口はペースをコントロールしながら終盤を走行。最後は2番手ガスリーとの差が0.5秒差と僅差になるが、
関口は燃費をコントロールしつつ、最終コーナーからスリップに入ったガスリーを抑えながらトップチェッカーを受けた。

 朝のフリー走行でのクラッシュし、ロングランのデータが収集できず、さらにグリッド上で修復作業、そして終盤の燃費走行……このSUGOの週末は幾度にもヒヤリとさせながらも、関口は我慢の走行で自らを抑えてペースをコントロールし、得意とするSUGOで今季2勝目となる勝利を飾ることになった。

 無給油ノーピット作戦組は最終ラップ、ピットが給油リグ準備をしているという情報が実況から上がる中、可夢偉は一旦スローダウンするものの、速度が回復して7位フィニッシュ。ローゼンクビストも台風の目になるには足らなかったがしっかりと作戦を成功させ5位、山本は残念ながら燃料が足りず終盤にストップ。チェッカーを受けることなくレースは終了となっている。

 関口は第2戦岡山大会レース2以来の2勝目となりランキング4位に浮上。ランキング首位は今レース6位フィニッシュの石浦が首位を守るも、このレース2位のガスリーがランキングでも石浦を0.5ポイント差で追う2位に迫り、最終戦鈴鹿を迎えることになった。

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