この日、バンドーンは午前中のセッション開始10分が経過したところで、第1セクターのS字を抜けた先でコースオフ。そのままスポンジバリアにクラッシュしてしまった。幸い、マシンへのダメージは大きくなく、セッション終了直前には修復を終えたが、直後に赤旗が掲示されセッションが終了。バンドーンは17番手タイムでテスト初日を終えることとなった。

このクラッシュについて、バンドーンは「コース上にできていた水たまりに入ってしまい、コントロールを失った。そのまま芝生を滑っていき、バリアにぶつかってしまったんだ」と説明。また、チーフエンジニアの杉崎公俊氏も「まだ5周しかしておらず、クルマの挙動がまったく掴みきれていないところで、どんどんとタイムを上げていっていました。そのなかで水に乗ってしまい、コントロールを失ったわけです。特に問題は感じていませんよ」と語っている。コースのところどころに川ができるほどの雨と低い路面温度には、ジェームス・ロシターや小林可夢偉といったドライバーも苦しめられており、バンドーンもコンディションに足をすくわれた形となる。

テスト初日は思うようにマイレージを稼ぐことができなかったバンドーン。しかし、ドライコンディションで行われたファン感謝デーでの走行では、走り出しから順調なタイムを刻むなど、ポテンシャルが高いのは間違いない。明日15日と、3月31日~4月1日に岡山国際サーキットで行われる合同テストでさらに習熟度を高めていけば、参戦初年度のドライバーは苦戦を強いられることが多いスーパーフォーミュラで、驚くような速さを発揮する可能性もありそうだ。

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