佐伯昌浩|「HR-414E」開発責任者
「高レベルでタイム差が接近する激しい予選となりましたが、山本選手と野尻選手がフリー走行から一貫していい走りを見せてくれました。他のマシンも決勝に向けてセッティングを仕上げてくるでしょう。エンジン性能に関してはライバルと非常に拮抗している状況です。このサーキットでは2速、3速のドライバビリティーがポイントになりますが、いい方向性でエンジンを進化することができました。今回は燃料流量リストリクターが90kg/hに絞られていますが、エンジン開発も進んでいますので、昨シーズンに同じく絞られた時と比べてパワーダウンの幅はかなり縮小しています。開幕戦で経験した決勝のスタートでの出遅れを防ぐために、技術的な対策を施してきましたので、明日の決勝レースが楽しみです」

野尻智紀選手(2番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「フリー走行から調子よく走ることができました。予選になってもフィーリングが変化しなかったので『行けそうだな』と思っていました。Q3ではアンダーステアが発生する気がしていたのですが、セッティングを変更せずに挑みました。Q2でトップタイムを出して、フィーリングが非常によかったので、それを変えたくないと守りに入ってしまった面もあります。もしもっと曲がる方向へセッティングを振っていたらあとコンマ1秒は縮められただろうと思います。明日はフロントローからのスタートなのでトップを目指してがんばります」

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