平川亮選手のコメント
スタート自体の出来は普通くらいだったと思います。レースの後半は、単独走行であればペース的には速いんですけど、前走車の後ろにつくと自分のペースで走れない、という感じの展開でした。特に終盤は2号車を抜こうと頑張ったんですが、相手はダウンフォースを多めのセットにしていたようで最終セクターが速く、そこで開いた差を直線で詰めていくものの、抜くことまではできませんでした。ラップタイムペース自体は絶対に僕の方が速かったと思えるだけに、残念です。次のもてぎは富士と近い要素もあるコースなので、しっかりと課題を洗い出し、なんとしても表彰台に上がりたいですね。
小林可夢偉選手のコメント
スタートのダッシュ自体は良かったんでしょうね。今日に関しては、ピットインして2セット目のタイヤに履きかえた後、上がるはずのペースが反対に下がってしまったこと、あれがすべてでした。原因はまだ分かりませんが、リズムもわるくなり、後続車とのバトルでフラットスポットをつくることにもつながったりと、厳しさが増していく展開になってしまいました。ただ、今回は実質初めての富士で予選日が雨になるなど、あれだけバタバタしたなかでもレース前半はそこそこのレースができていたわけなので、そこは自信にかえて、天候的にも今回よりは安定するであろう次のもてぎ戦に挑もうと思います。
土沼監督のコメント
2台ともスタートで順位を上げ、3位、5位という展開になったので大いに期待をしたんですが、その後がもうひとつでした。特に小林のマシンには2セット目のタイヤがうまく発動しないという問題がありましたので、そのあたりについてはチーム全体でしっかり原因を見直し、解決していきます。ただ、小林は防戦一方のなかでも、ダンロップコーナーの入口、ブレーキングしながらハンドル切ってのブロックテクニックなど、素晴らしいところを随所に見せていました。やはり流石です。
平川も最後まで2号車を抜けなかった展開は残念でしたが、今季初入賞を決めました。ここから本領を発揮してくれるでしょう。次のツインリンクもてぎ戦に向けては、今回の結果と内容をステップにしてさらにチームの力を上げていきたいと思います。
