その後、45周目を終えたところで、後続を20秒以上引き離してトップ2をキープしていた一貴と石浦が同時にピットイン。一貴はタイヤ無交換でピットを離れた一方、石浦は“フロント2輪交換”を実施。ピットで順位の変動はなかったものの、その後の勝負に注目が集まった。
ピットアウト直後は4秒ほどあったふたりの差だが、1分32秒台の一貴に対し、石浦が1分31秒台のタイムで迫り、残り2周の時点でコンマ7秒差と僅差まで詰め寄る。ただ、そこから一貴もペースアップを果たして追撃を許さず。一貴がトップを守り切ってトップチェッカー。今季初勝利を挙げた。石浦はコンマ9秒届かずの2位。連勝はならなかったが、ランキング首位は守っている。
先手を打った可夢偉は、最終的に8秒差の3位に。今季2度目の表彰台となった。4位には平川、5位にオリベイラが続き、ピットストップを最後まで引っ張ったジェームス・ロシター(KONDO RACING)が6位。そして山本がホンダ陣営最上位となる7位を獲得している。