「優勝して決まっていればもっとウイニングランで感情的になっていたかもしれませんが、今回はきっちりできたという安心感の方が大きくて、あまり感情的にはなっていなかったんです。でも体重計測の後、チーフメカニックの顔を見た瞬間に急に涙をこらえきれなくなりました。今年は体調も良くない中で、絶対にトラブルを出さないという気持ちもずっと分かっていたし、僕と一緒にチームを移籍してくれたメカニックたちもいて、そういう人たちの気持ちも分かっていたので、ちょっとこらえ切れなってしまったんです」
「(印象に残っているのは)やっぱり初優勝ですかね。それまでも2位は何度もあったのですが、勝てないと言われることがそれがプレッシャーになっていた部分もあったんです。でも、岡山で勝った後はすごくリラックスできるようになって、自分のパフォーマンスも出せるようになりましたし、気持ちで負けなくなった感覚があります。それがやっぱり一番大きいかなと思いますね」