P.MU/CERUMO・INGING 38号車 ドライバー 石浦宏明:
「とりあえずほっとしている。やっぱりプレッシャーもあったし、眠れないほどではなかったのものの、結構緊張もしていた。チームの雰囲気が明るいので予選前の緊張も雑談などでほぐれ、笑顔で送り出してくれて、その雰囲気に助けられた。優勝してタイトルが決まっていれば、ウィニングランなどで感激したかもしれないが、今回はレース後体重を計っていた際にチーフメカの顔を見たら、涙が込み上げてきた。チーフメカも、体調を崩したことがあり、また同様にプレッシャーを感じ、さまざまなことを負担に思っているだろうなあと思っていたので、絶対トラブルを出さないという気持ちでいた。また、自分と一緒にチームを移籍したメカもいるし、その一緒に戦ってきた人たちの顔を見たら実感が湧き涙がこぼれた。今週は実力を出し切れたと思うし、無事に終われて良かった」
PETRONAS TEAM TOM’S 1号車 ドライバー 中嶋一貴:
「今朝からの流れで言えば、レース1のセーフティカースタートの時点でほぼ終わったかなと思った。レース自体のペースも良くはなかった。このレースウィークはクルマの調子も良くなく、どうしようかと考えながらのレースだった。レース2のスタートだけは狙っていたのだが、山本選手も伸びてきて、スペースがなかった。このまま行ったらぶつかるのではと思うような感じで、山本選手からの気持ちも伝わって来て、正直、どうやって走ったかわからない状況で1コーナーを通過した。レース2は、レース1に比べれば良いレースだった。レースウィークを通して調子が悪く、走っては直しの繰り返しだったが、最後のレースを表彰台で終えることが出来て良かった」
