その後、上位勢は間隔を開けたまま、ロッテラー、石浦、ロシター、小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、中嶋一貴の順で周回を重ねていたが、残り5周の頃から雨脚が強まり、コースの各所で川が出来るような状況に。各車必死に車両をコース上にとどめながらの走りとなったが、16周目、2位石浦を追っていたロシターがコースオフ。表彰台圏内につけながら無念のリタイア。
レース1を制したアンドレ・ロッテラー ロシターのリタイアで3位に上がった小林は猛追を開始。2位の石浦に迫り、18周目のシケインで仕掛けたが、小林は止まりきれずオーバーラン。石浦が2位をキープ。
後方では、12位を走行していた中山雄一(KCMG)が130Rでクラッシュ。中山は無事だったが、こちらもリタイアとなった。
首位のロッテラーは2位に6秒近い差をつけ、独走のポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げた。
石浦と小林の2位争いはファイナルラップまで続いたが、石浦が逃げ切り、2位フィニッシュ。この結果、優勝したロッテラーの逆転タイトルの可能性は消失した。
3位は小林が入り、トヨタ勢が表彰台を独占。中嶋は苦戦し大きく引き離されながらも4位でチェッカー。僅かながらレース2へ逆転タイトルの可能性を残して臨むこととなった。