上位勢が次々にアクシデントやトラブルで脱落していく中、着実な走りを続けてきた中山はこれで5位に浮上。しかし、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がこれに追いつき、TDP出身の同世代の若手同士による5位争いが終盤まで繰り広げられた。

 後方では、最後尾スタートを強いられた小林がオーバーテイクショーを展開。序盤2台パスしてから、8周ほど前走車に阻まれたものの、17周目のシケインでインをつき、12位に浮上すると、21周目、24周目、25周目と次々に前走車をパスして行き、9位へとポジションを上げて見せた。

 中嶋一貴は一時8秒近くあった差を5.7秒まで詰めたが届かず2位でフィニッシュ。オリベイラが3位。石浦は4位でチェッカーを受け、中嶋一貴に6ポイント差をつけて2015年シーズンスーパーフォーミュラのドライバーズチャンピオンに輝くこととなった。石浦は、2003年にフォーミュラ・トヨタでデビュー。F3を経て、2008年より2011年までフォーミュラ・ニッポンを戦い、2年間のブランクを経て昨年スーパーフォーミュラに復帰。トップフォーミュラ参戦6シーズン目での悲願のタイトル獲得となった。チームのセルモ・インギングにとっても初のタイトル。

 若手同士の争いは、平川が制し5位。中山は6位でフィニッシュし、参戦2年目にして最終戦で初ポイントを獲得することとなった。小林は国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)を激しく攻め、最後まで8位を争ったが、コンマ5秒差で国本が逃げ切り8位。小林は最後尾スタートから9位フィニッシュとなった。

 スーパーフォーミュラでのもう一つのタイトルであるチームタイトルは、前戦終了時点でPETRONAS TEAM TOM’Sが決めており、トヨタエンジンは2年連続で両タイトルを制することとなった。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。

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