投稿日: 2019.08.26 13:30
更新日: 2019.08.26 13:33

B-Max Racing with motopark 2019スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ レースレポート


スーパーフォーミュラ | B-Max Racing with motopark 2019スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ レースレポート

セットアップに悩まされたツインリンクもてぎ戦。しかしチーム力で乗り切りルーカス・アウアーが予選4位、そしてポイントゲット!

 国内主要カテゴリーのすべてに参戦するB-Max Racing株式会社(本社:神奈川県綾瀬市:代表取締役 宮田雅史)は、世界的に注目を集めている国内トップフォーミュラである『全日本スーパーフォーミュラ選手権』に、『B-Max Racing with motopark』として本山哲監督のもと、2台体制で参戦しております。

 ゼッケン50号車は『RedBull SF19/HONDA』を使用し、ドライバーにはレッドブル・ジュニアドライバーである、ルーカス・アウアーを起用。ルーカス・アウアーは元F1ドライバー、ゲルハルト・ベルガー氏の甥御さんにあたります。

 ゼッケン51号車は、『GOLDEX TAIROKU RACING SF19/HONDA』を使用し、新進気鋭のハリソン・ニューウェイを起用。ハリソン・ニューウェイは、今年からHONDAがF1でPUを供給する『Red Bull Racing』のテクニカルデザイナーでもあるエイドリアン・ニューウェイ氏のご子息でもあります。

エンジニアと話すハリソン・ニューウェイ(左)とルーカス・アウアー(右)
エンジニアと話すハリソン・ニューウェイ(左)とルーカス・アウアー(右)

 オフシーズンのテストから着実にチームとして進化し続けるB-Max with motoparkは、第3戦菅生大会でルーカス・アウアーがチームにとって予選最上位となる予選3番手から、決勝では初の3位表彰台を獲得。しかし続く第4戦富士大会では2台揃ってポインントを逃すという浮き沈みの激しい戦いを続けています。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権そのものも、シリーズ4戦を終えて4人のウイナーが誕生しており、各チームともその難しさを痛感しているシリーズです。

 第5戦ツインリンクもてぎ大会では、金曜日のフリー走行が終わった段階でチームには暗雲が漂っていました。データを基にベースセッティングを出してきたのですが、急上昇した気温や路面温度のせいか、タイヤがまったく作動せず、ふたりのドライバーともグリップ不足を訴えました。

 何度セットアップを変更しても改善が見られず、セッション終了後から本格的にセットアップの変更をせざるを得ない状況でした。しかしふたりのドライバーの勝利へのモチベーションは高く、エンジニアとともに夜遅くまでデータを解析し、本山哲監督のアドバイスも交えて、よりよい方向性を目指しました。

 土曜日朝のフリー走行で、マシンにその手応えを感じたふたりのドライバーは、自信を持って午後の予選に臨みました。結果、ルーカス・アウアーはQ3進出し予選4番手をゲット。ハリソン・ニューウェイは予選Q2でアタックラップを遅いマシンに邪魔され、予選11番手からのスタートとなりました。

 決勝レースでは、ルーカス・アウアーがソフトタイヤを選択し、ハリソン・ニューウェイはミディアムタイヤを選択してのスタートです。しかし、フォーメーションラップでストールしたマシンが出たため、再度フォーメーションラップが実施された段階で、ハリソン・ニューウェイがグリッド上でストール。

スタート前グリッドに着くルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
スタート前グリッドに着くルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)

 もう1台ストールしたマシンが出たため、赤旗再スタートとなりました。赤旗の原因を作ったハリソン・ニューウェイは最後列スタートです。決勝スタート直後、ルーカス・アウアーはポジションをひとつ落として5番手で1周目を通過。

 ハリソン・ニューウェイはそのままピットに飛び込み、ソフトタイヤに交換してレースに復帰しました。

 トップグループの一団のなかで5番手を走り続けたルーカス・アウアーは38周までソフトタイヤで粘り、その後はミディアムタイヤを装着して最後まで走りきる1ピット作戦。ピット作業で順位を7番手まで落としてしまったものの、その後は2ピット作戦でソフトタイヤを装着して後方から迫るライバルたちをディフェンス。

 まるでルーカス・アウアー・レーシングスクールのような状況になりましたが、後続車のアタックをことごとく自信をもって退け、7位入賞でポイントをチームにもたらしました。一方のハリソン・ニューウェイは7周目に給油のために再度ピットに戻ることとなり、ペースそのものは悪くなかったのですが、19位完走にとどまりました。

●ルーカス・アウアーのコメント

「今週末はB-Max Racing with motoparkにポイントをもたらせたことが、唯一の救いでした。金曜日のフリー走行では、僕のマシンはまったくタイヤの性能を発揮させることができず、本山監督のアドバイスもあって、大幅にセットアップを変更しました。それが功を奏し、予選、決勝でのペースは悪くなかったと思います」

「2ストップ戦略というチョイスもありましたが、僕は1ストップで、最後はミディアムタイヤで頑張りました。予選よりポジションを落としてしまったことは悔しいですが、次のレースで再び表彰台を狙えるように頑張ります」

エンジニアと話すルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
エンジニアと話すルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)

●ハリソン・ニューウェイのコメント

「予選では遅いマシンに邪魔をされてタイムが出せず、決勝ではスタート前にストールしてしまい最悪の週末でした。クラッチに関しては問題解決が必要ですが、自分のペースもルーカスより遅かったですし、原因を突き止め、次のレースでは本来の自分の速さを見せられるように頑張りたいと思っています」

●B-Max Racing with motopark 本山哲監督のコメント

「予選では2台ともに非常に良いパフォーマンスがあり、表彰台とダブルポイントを意識してレースに挑めました。しかし決勝では路面コンディションにセッティングがマッチしなかったのか、ペースが上がらず厳しいレースになってしまいました」

「そんな中、ルーカスは粘り強い走りをしてくれて7位でポイント獲得することができました。レースペースが良くなかったので、そこをしっかりと改善したいと思います」

●B-Max Racing with motopark ティモ・ランプケイル技術代表のコメント

「今回はレッドブルからヘルムート・マルコ博士も我々のパフォーマンスを確認すべく来日されていたのでエンジニアたちには大きなプレッシャーがかかるレースになったと思います。そんな中で我々B-Max Racing with motoparkはできる限りの仕事をしたと思いました。しかし優勝にはまだ足りません。再び前に向かって進みたいと思っています」

●B-Max Racing with motopark 組田龍司総代表のコメント

「日本とヨーロッパで気持ちをひとつにして戦うB-Max Racing with motoparkにとって、この週末は、浮き沈みの激しいレースウィークになりました。それでも金曜日の最悪な状況から、よくリカバリーしてくれたと思います」

「ルーカスのポイント獲得はひとつの成果ですが、ハリソンも含めて決勝でのペースはまだ改善の余地がありました。ひとつひとつの問題点を改善していくことで、チームはさらに進化していくはずです。これからもしっかりとミーティングを重ね、努力を重ね、さらなる上位を目指して頑張ります」

ホンダレーシング世界選手権参戦60周年を祝うルーカス・アウアー(左)とハリソン・ニューウェイ(右)
ホンダレーシング世界選手権参戦60周年を祝うルーカス・アウアー(左)とハリソン・ニューウェイ(右)


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