投稿日: 2019.11.11 11:40
更新日: 2019.11.11 11:46

B-Max Racing with motopark 2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート


スーパーフォーミュラ | B-Max Racing with motopark 2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

勝利を狙った最終戦、ルーカス・アウアーが痛恨のスタートミス!
大事故から復活したハリソン・ニューウェイに非情な最終ラップ。

 国内主要カテゴリーのすべてに参戦するB-Max Racing株式会社(本社:神奈川県綾瀬市:代表取締役 宮田雅史)は、世界的に注目を集めている国内トップフォーミュラである『全日本スーパーフォーミュラ選手権』に、『B-Max Racing with motopark』として本山哲監督のもと、2台体制で参戦しております。

 ゼッケン50号車は『Red Bull SF19/HONDA』を使用し、ドライバーにはレッドブル・ジュニアドライバーである、ルーカス・アウアーを起用。ルーカス・アウアーは元F1ドライバー、ゲルハルト・ベルガー氏の甥御さんにあたります。

 ゼッケン51号車は、『GOLDEX TAIROKU RACING SF19/HONDA』を使用し、新進気鋭のハリソン・ニューウェイを起用。ハリソン・ニューウェイは、今年からホンダがF1でパワーユニットを供給する『Red Bull Racing』のテクニカルデザイナーでもあるエイドリアン・ニューウェイ氏のご子息でもあります。

 オフシーズンのテストから着実に進化し続けるB-Max Racing with motoparkは、第3戦菅生大会でルーカス・アウアーがチームにとって予選最上位となる3番手から、決勝では初の3位表彰台を獲得。そして第6戦岡山大会でハリソン・ニューウェイが3位初表彰台、終盤トップを走る快走を見せたルーカス・アウアーが5位入賞を果たし、チームにとってひとつのマイルストーンとなるダブル入賞を達成することができました。

 そして迎えた最終戦、チームの目標は優勝のみです。セットアップをすべて見直し、鈴鹿に向けてベースセットを固めました。しかし残念ながら台風の影響で金曜日の走行時間が雨となり、土曜日の朝のフリー走行が、勝敗の行方を決めるセッションになりました。

 土曜日の路面状態はドライ。チームはセッション開始と同時に2台のマシンをコースへと送り込みます。決勝レースはミディアムとソフトという2種類のコンパウンドの異なるタイヤの使用が義務づけられています。予選Q1はA組、B組の2組に分けられ、ミディアムタイヤの装着が義務づけられ各組10台中上位6台がQ2進出という厳しいルールもあります。

 序盤からマシンに確かな手応えを感じていたB-Max Racing with motoparkでしたが、セッション開始40分ごろ、130Rでハリソン・ニューウェイのマシンがスピンしながらアウト側のクラッシュバリアに激突し、横転するという大事故が発生し、赤旗が出されました。

 幸いオフィシャルの迅速な救出作業によって助け出されたハリソン・ニューウェイに怪我はなかったものの、マシンは大破。モニターTVをみる限りは、2時間後に迫った予選どころか、日曜日の決勝レース出走もままならない状況に映りました。

 ガレージに運ばれたマシンを素早くチェックしたチームは、2時間後の予選に向けてマシンを修復するため、不可能ともいえる挑戦に向けて必死の作業を開始しました。

 予選Q1開始から5分後、B-Max Racing with motoparkのピットから、カーボンが剥き出しになったままのカウルを装着した51号車がコースイン。観客を含め、ピットからも歓声があふれました。大クラッシュからの修復が奇跡的に間に合ったのです。

 そしてチェッカー直後、51号車がタイムチャートの6番手に飛び込んできたとき、その歓声は数倍にふくらみました。ハリソン・ニューウェイが予選Q1突破を果たしたのです。

 予選は、最終的にルーカス・アウアーがQ3まで進み3番手グリッドを確保。ハリソン・ニューウェイは僅かな差で予選Q3進出ならず、予選9番手からのスタートとなりました。決勝へ向けて、チームは51号車の各部のチェックを再び徹底し、夜遅くまでピットガレージでの作業が続けられました。

ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)

 決勝は、ルーカス・アウアーがソフトタイヤを選択し、ハリソン・ニューウェイはミディアムタイヤを装着してのスタートでした。チームとしては、2台のマシンが異なる戦略を取ることで、セーフティカーの投入など不測の事態が発生しても、どちらかが優勝を狙える体制で決勝レースに臨んだのです。

 しかし、B-Max Racing with motoparkのピットはスタートの瞬間、ため息と悲鳴と落胆に包まれました。ルーカス・アウアーの駆る50号車がエンジン・ストールしてしまったからです。幸い、エンジンが再始動し戦列へは復帰しましたが、すべての努力はこの瞬間、水泡へと帰しました。

 しかし粘り強い走りを見せたルーカス・アウアーは35周目にトップに立つ踏ん張りを見せ、36周目にタイヤ交換。最終的に11位でチェッカーを受けました。それに対し、ハリソン・ニューウェイは好スタートを見せ、規則上最短7周を終えた段階でピットに飛び込み、ソフトタイヤに交換。そして作業時間を短縮するため、無給油でレースに復帰しました。

 順調に順位を上げていくハリソン・ニューウェイでしたが、19周目に後続車が第1コーナーでインに飛び込み接触し、2台ともにスピンするというレーシングアクシデントで順位を落とし、最後は最終ラップでガス欠のためストップしてしまうという、彼にとって最悪の結果となってしまいました。

 最終戦での優勝を狙っていたB-Max Racing with motoparkにとって、今回の第7戦は残念な結果に終わってしまいましたが、その速さに対する自信とチーム力の向上への確信が持てた1戦でした。来年もB-Max Racing with motoparkの活躍にご期待ください。

ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark)
ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark)

●コメント


スーパーフォーミュラ News Ranking

本日のレースクイーン

エヴァンゲリオンレーシングRQ2019
北村沙織(きたむらさおり)

スーパーフォーミュラ Photo Ranking

フォトランキング