ダンディライアンは野尻智紀の残留が確実で、気になるのはそのチームメイト。先月のテストでは伊沢拓也が41号車をドライブしていたが、ストフェル・バンドーンに代わる新たな外国人ドライバーのウワサもあり、どうやら伊沢とシートを争う形となりそうだ。

 また、来季ホンダエンジンで新規参戦を果たすB-MAX。メーカーテストでは小暮卓史と佐々木大樹がドライブしており、もちろん来季のレギュラー起用の選択肢としても組み込まれているはず。ただ、先述でも紹介した通り佐々木はインパル入りの可能性もウワサされており、全日本F3で今季ともに戦ったマーデンボローがB-MAXに加入する可能性もあるという状況だ。テストの時もB-MAXの組田龍司代表は「ドライバー体制は現時点でまったく未定」と話しており、インパル同様に、なかなか詳細は見えてきていない。

 そして、大物外国人ドライバーがホンダに入るとのウワサがこの12月半ばに飛び込んできた。かねてより、スーパーフォーミュラへの参戦希望を明言していた今季GPチャンピオンのピエール・ガスリー。スーパーフォーミュラに来る可能性はかなり高いようで、一時はトヨタ陣営に入るとのウワサが流れていたが、最新の情報では加入先はホンダ陣営になりそうで、チームとしてはNAKAJMA RACINGの可能性が高いという。

GP2新王者のピエール・ガスリー。レッドブルのジュニアチームに所属し、将来を嘱望されているドライバーのひとりだ
GP2新王者のピエール・ガスリー。レッドブルのジュニアチームに所属し、将来を嘱望されているドライバーのひとりだ

 ガスリーは先日の24日のテストも参加する方向で調整していたようだが、GP2最終戦の直前ということもあり、来日は叶わなかった。だが、水面下では来季の起用に向けて話が進んでいる様子。ガスリーがNAKAJMA RACINGのシートの可能性が高いとなれば、NAKAJMA RACINGは今季のドライバーの中嶋大祐、ベルトラン・バケットと合わせて、3名がふたつのシートを争う形となる。

 毎年、年末の段階ではウワサ話ばかりで、なかなか詳細が見えてこないのだが、確実に言えることは例年になく各メーカー、各チームと大シャッフルとなるのは確実だということ。来年の2月にはトヨタ、ホンダともに各陣営の体制が明らかになるはずだが、実際には今回紹介した予想とはまったく異なるラインアップになっている可能性もある。それほど、このオフのスーパーフォーミュラのストーブリーグは目が離せないものになっている。

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