■「みんなまだ実力を見せていないはず」

 この2日間のタイムを見ると、上位陣はやはり2016年同様GT300マザーシャシー勢が速い様子だ。特に16年チャンピオンのVivaC 86 MCは、走り出しのセッション1こそミッショントラブルに見舞われたが、それ以外はすべてトップ2につけている。

 一方、JAF-GT勢のスバルBRZ GT300やTOYOTA PRIUS apr GT勢も上位にはつけていたが、そこまで圧倒的かというとそれほどではなかった。GT3勢ではB-MAX NDDP GT-Rが2セッションでトップタイムをマークしているが、これは「ちゃんとアタックシミュレーションしたからだと思う」という分析がある。逆に、アタックしていないチームもあるだろう……という見方だ。

岡山公式テストで好タイムをマークしたB-MAX NDDP GT-R
岡山公式テストで好タイムをマークしたB-MAX NDDP GT-R

 では多くのチーム、車種はどんな状況でテストをしていたのか。今回の岡山公式テストは「たぶんこのまま採用されるだろう、暫定の性能調整」で各チーム走っていたが、各チーム牽制をしあいながら走っていたのではないか……と見るエンジニアも多い。今後の最終的な性能調整を見据えてのものか。

「みんなまだ実力を見せてないと思う。燃料も積んでると思うしね。去年のコースレコードが1分25秒5なのに、路面改修された今回のベストタイムが1分25秒8なワケはないと思う。本番は1分24秒台はいくでしょう」という声も。

 では、差し当たって岡山での開幕戦で速そうなのはどの車種なのか。多くのエンジニアが挙げていたのは、GT300マザーシャシー勢を含むJAF-GT。「もてぎと岡山は軽いクルマが有利」「JAF-GTが有利なのか、GT3とどっこいなのかな。でもJAF-GTは軽い分、戦い方に幅がある」という意見が多かった。

 GT3勢では、注目されていたのがアウディR8 LMS、そしてポルシェ911 GT3 R、メルセデスベンツAMG GT3。特にポルシェはD’station Porscheが非常にユーズドでのペースが非常に良く、GULF NAC PORSCHE 911もタイムが出ていた。予選上位に入った場合決勝では好位置に来そう。RRレイアウトにより、コース2箇所にあるギャップも影響が少なそうという声も。逆に、今季ニューマシンとなったレクサスRC F GT3勢は、タイムの面ではまだその実力が見えづらく、多くのライバルが警戒している。

多くのライバルが警戒したポルシェ911 GT3 R
多くのライバルが警戒したポルシェ911 GT3 R
ライバル勢が警戒するHitotsuyama Audi R8 LMS。柳田真孝がすぐにチームに馴染めば、今季上位を争うのは間違いなさそう。
ライバル勢が警戒するHitotsuyama Audi R8 LMS。柳田真孝がすぐにチームに馴染めば、今季上位を争うのは間違いなさそう。

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