「土曜日はセットアップがうまくいきませんでしたが、決勝レースではいい方向を見つけることができました。こうした積み重ねでチームが強くなっていくと思います」
「若いドライバー2人は一発の速さはあります。これからもっと経験を積むことが必要で、まずは第一段階として方向性が見えただけでも収穫でした」
「監督としてGT500でチャンピオンを取らせてもらったときも、3年かかりました。まわりのみなさんはすぐに結果を期待されるかもしれませんが(笑)、Audi R8 LMSはオールマイティで安定したマシンですし、着実に積み上げていけばいずれ勝てるチームができると思っています」
山田真之亮選手のコメント
「予選に関しては、ジェイクと共に2人の意見が一致してしまったがゆえにセットアップの方向性を大きく外してしまったのが悔やまれます。ただ、決勝当日はセッティングもうまく決まって、プッシュすることができました」
「セーフティカースタートになったり、Audi R8 LMSにはちょっと不利な展開もありましたが、マシンの速さは実感することができました。次はより上の順位を目指したいと思います」
ジェイク・パーソン選手のコメント
「はじめてのスーパーGTで、いろいろ難しいこともありましたが、この週末はすばらしい経験ができました」
「これまでフォーミュラカーで走ってきて、GTレースの特徴にまだ慣れない部分もありますが、今シーズンこのチームとそしてAudi R8 LMSで走れることをとても楽しみにしています」
「今回のレースの反省点をもとに、次の富士ではトップ10を目指して頑張りたいと思います」
アウディ・ジャパン代表取締役社長 斎藤徹のコメント
「新型になったAudi R8 LMSは今年で2年目を迎えます。昨年Audi Team Hitotsuyamaがもてぎで優勝を遂げ、またシリーズ3位という好結果を残すことができました」
「今年は両チームとも新体制での参戦で、より戦闘力が高まっておりさらなる飛躍を期待しています。そして、こうしたカスタマーレーシングはAudi Sportの活動の柱の1つであり、今後はさらに注力していきたいと思っています」
「今年はスーパーGTに加えて、スーパー耐久という日本では人気のレースカテゴリーに、新たに開発されたレースカー、Audi RS 3 LMSが参戦しています」
「我々にとってモータースポーツには2つの側面があると思っています。1つはもちろんビジネスとして、これらのレースカーをはじめAudi Sportが開発を手がける、R8を筆頭とするRSシリーズの認知拡大、拡販に寄与すること」
「そしてもう1つが、企業としての使命というと少し大げさかもしれませんが、世界で3番目ともいわれる自動車市場である日本において、クルマを文化として根付かせていきたい」
「そのための重要なコンテンツの1つだと考えています。短期的な結果を求めているわけではなく、5年、10年と継続的にアウディがモータースポーツに関わっていくことで、着実にブランドが醸成され、またファンが増えていくことを期待しています」