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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.10.14 02:30

スーパーGT:GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2017年第7戦タイ レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2017年第7戦タイ レースレポート

■10月8日(日)
タイヤギャンブルに勝ち、
2014年以来の表彰台!

 決勝日も朝から雨が降ったり止んだりの南国ならではの気候。昼過ぎにはすっかり晴れて路面も完全に乾いたのだが、レース直前のグリッドウォーク中に激しいスコールがサーキットを襲う。レース前には止んだものの、その雨量は1コーナーに川ができるほどで、路面がいつ乾くのか予想が難しい状況になってしまった。

 そんな中、ミクAMGはライバルチームたちと同じくギリギリでウェットタイヤに変更した。この波乱のスタートを担当するのは片岡選手。レースはセーフティーカーランで幕が開けた。セーフティーカーは3周目に外れ、ここから本格的にスタート。この周でさっそくタイヤチョイスの明暗がわかれ、スリックを選んだチームはまったくついていけずに、後方に沈んでいった。片岡選手はこの周に前を走る55号車(ARTA BMW M6 GT3)をパスし、すぐに3位に上昇。それからは2位を走る51号車(JMS P.MU LMcorsa RC F GT3)を追い詰める。51号車とはテールトゥーノーズのバトルになったがタイヤが厳しくなってきたようで、10周目にオーバーテイクすると2番手に上がった。

 レースは10周が過ぎたあたりから路面が急速に乾き始める。ウェットタイヤを履いたマシンは軒並みペースダウンを余儀なくされ、それはミクAMGも例外ではなかった。しかし、レース後半の燃料の問題からピットインは20周まで引っ張り、ドライバーは谷口選手に、タイヤはスリックへとチェンジして再びコースイン。このとき、外したウェットタイヤは溝がほぼない状態であった。

 アウトラップでは14位まで落ちたものの、25周目に10位、30周目に8位と徐々に順位を上げていく。33周目には21号車(Hitotsuyama Audi R8 LMS)を抜いて6位に、全車ピットインが終わった42周目には2位を走っていた。10秒差で前を走る51号車のペースは速く、最後は5秒差まで縮めたものの追いつくことができず、2位でチェッカーを受けた。

 これによりシリーズランキングは65ポイントでトップに返り咲いた。さらに2位以下とは9ポイントの差を付けて最終戦に臨むことになる。チャンピオンシップ的には有利だが、51号車の優勝回数は2回なので、同点だとチャンピオンの権利を失ってしまう(ミクAMGは優勝回数1回)ため、最後まで気が抜けない。自力でのチャンピオンは2位以上でゴールすること。もしくはチャンピオンの権利を残している51号車、65号車、55号車の前でゴールすることだ。

 2014年以来のチャンピオンを獲得するため、チームは一丸となって最終戦もてぎに挑む。

グッドスマイル 初音ミク AMG
表彰台を獲得した谷口信輝と片岡龍也


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