■波乱のQ2

 これら“波乱”の中心になったのは、GT3のヨコハマ勢。いずれも開発を担っているであろうチームで、逆に開発を担っていなかったチームがQ1突破を果たしていたりするのも面白い。この岡山では、開発チームが苦しむことは以前にもあった。

 そして、さらなる波乱となったのはQ2だ。いきなりウエットになったことで、昨年からウエットを得意としていたダンロップ勢やブリヂストン勢が躍進。「マシンのセッティングが決まっていたからだ」というマルコ・マッペリが好走をみせたマネパ ランボルギーニ GT3がポールポジションこそ奪いヨコハマの溜飲を下げたものの、2~4番手をDL、BSのGT3勢が占めている。

公式練習ではマシンがストップするアクシデントがあったHitotsuyama Audi R8 LMSだが予選2番手と躍進
公式練習ではマシンがストップするアクシデントがあったHitotsuyama Audi R8 LMSだが予選2番手と躍進

 ただ「ポールを狙えるタイムも見えていました」というのは、Hitotsuyama Audi R8 LMSのQ2を担当した富田竜一郎だ。「個人的には好きなコンディションでしたが、アウディでウエットを履いたのが初めてだった。攻めきっていないところを攻めて、アタック中に引っかかっていなければ、同じくらいのタイムは狙えたと思います」という。

 また富田は、「ウエットであれドライであれ、ロングランのタイムはいい。個人的には今回2番手につけられたのは100点に近いと思いますし、移籍初戦でこういうスタートを切れたのはフロック(まぐれ)だと思っていないので、楽しみです」と決勝に向けて自信をみせている。

 富田の言うとおり、このオフは鈴鹿メーカーテスト以外、あまりウエットコンディションがなく、今回が今年初めてのウエット経験というドライバーも多い。その点ではマッペリのアタックは、初めてとは思えない素晴らしいものだっただろう。

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