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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.23 23:08
更新日: 2018.05.23 23:13

Audi Team Hitotsuyama 2018スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | Audi Team Hitotsuyama 2018スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

▱決勝
 決勝日の20日は、やや風は強いものの、この季節らしい清々しい青空に恵まれた鈴鹿サーキット。 計時システムの不具合により、約45分遅れの午後3時28分、ローリング方式でレースはスタートしました。

 途中1回のドライバー交替が義務づけられている今大会、前半を担当したのは富田。Audi Team Hitotsuyamaでスタートドライバーを務めるのはこれが初めてでしたが、スタート直後にひとつ順位 を上げたあともプッシュし続け、序盤の10数周で9番手から5番手にポジションアップ、その好調さをアピールします。

「タイヤもマシンもすごくよかった」という富田は、そのままの勢いで周回を重ねます。周回数の3分の1を過ぎたあたりから、ピットストップするライバルが増えていきますが、Hitotsuyama Audi R8 LMSは富田のスティントを長くする作戦。

「富田のペースが良かったこともあり、引っ張るところまで引っ張って、給油時間を短くしようと考えました。そして、タイヤを4輪交換して、前回の富士の最終スティントのように、リチャードに追い上げてもらうという作戦でした」とはチーム代表の一ツ山亮次。

 30周を終えた時点で、暫定2位を走る21号車の富田は、トップを走る0号車のグッドスマイル 初音ミク AMGとの差を1秒287まで縮めていました。表彰台が見えてきたAudi Team Hitotsuyamaでしたが、31周目、ピットインを指示した直後に、右リヤタイヤがバースト。コース前半からスロー走行を余儀なくされた21号車は大幅なタイムロスとなり、入賞のチャンスを失いました。

 ライアンにドライバー交替したあとは、4輪にニュータイヤを投入したこともあり、トップ争いを演じるライバルを上回るペースで周回を重ねましたが、23位完走でレースを終えることになりました。

決勝結果
P1 #96 K-tune RC F GT3 新田守男/中山雄一
P2 #25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井 翔
P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝
P23 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎

Hitotsuyama Audi R8 LMS

チーム代表 一ツ山亮次のコメント
タイヤのバーストばかりはチームではどうにもなりませんね。もしもあのバーストがなかったら、6位あたりでコースに復帰できたと思いますし、上位の多くがタイヤ無交換で走っているなかで、4 輪タイヤ交換したリチャードが1周2秒以上速いペースでプッシュしてくれていたので、優勝したレクサスに届いたかどうかまではわかりませんが、2位表彰台は確実だったでしょう。そう思うととても残念で悔しいですが、バーストした瞬間に富田がなんとかコースに留まってくれて、マシンに大きなダメージがなかったのは不幸中の幸いです。もし何かあったら、この鈴鹿大会の直後に行われる鈴鹿10時間レースのテストや、第4戦のタイ大会への参加が危ぶまれるところでしたから。

第1戦は、一時トップを走り、表彰台が確実という状況でそれをふいにしてしまいましたし、この第3戦もまちがいなく表彰台という流れだったにもかかわらず悔しい結果になってしまいました。常にトップ争いができるところにいるのは確かですので、これをなんとか結果につなげたい……。次のタイ戦は、ウェイトハンディがほとんどありませんので、ひと暴れして結果を残し、中盤戦から後半に向けて、良い流れをつくりたいと思います。応援してくださる皆様、それまでもうしばらくお待ちください。

Official Facebook page of Audi Team Hitotsuyama.
https://www.facebook.com/hitotsuyamaracing

チームのレースクイーンを務める大谷芽衣さん


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