GT500クラスでは、ひさびさに第3ドライバーが登録されている。S Road CRAFTSPORTS GT-Rの高星明誠だ。高星は今季ヨーロッパを中心に活躍してきたが、第5戦富士で千代勝正がクラッシュし負傷したため、急遽第3ドライバー登録され、GT500デビューを迎えることになったのだ。
今回のS Road CRAFTSPORTS GT-Rは、ハンデウエイト面でも優勝候補の一台に数えられていた。千代は現在あらゆる手段を使って回復に努めているが、もし仮に千代が間に合わなかった場合、高星にかかるプレッシャーは大きい。一方で、高星がこのチャンスを活かし好走をみせれば、将来に向けてもチャンスとなるだろう。
GT300クラスでは14台が第3ドライバーを登録している。まず、若手で注目なのはシンティアム・アップル・ロータスの牧野任祐、VivaC 86 MCの山下健太、エヴァRT初号機 Rn-s AMG GTの石川京侍といった全日本F3参戦ドライバーたち。特に牧野、山下はGT300マザーシャシーでの参戦で、フォーミュラ然としたマシンにすぐにフィットできている様子。石川も含め、その速さは期待度大だ。
また、ビッグネームも数多く登録されている。TAISAN SARD FJ AUDI R8から参戦する元F1ドライバーの中野信治は、なんと12年ぶりのGT参戦だ。さらに、2回目のスーパーGT登場となる現役DTMドライバーのアウグスト・ファーフス(Studie BMW M6)や、ひさびさのGT参戦となるベテラン竹内浩典(DIRECTION 108 HURACAN)など、注目どころは多い。