迎える鈴鹿1000kmについて寿一監督は、「昔の1000kmだったら、ドライバーよりもクルマが先に壊れていて、いたわりながら乗らなければならなかった。でも、今は技術の進歩でクルマが壊れない。壊れたらもう負け。それにスピードをゆるめることはできないし、1000kmを全力疾走しないといけないレースになっている」と語る。

「去年までは乗ってましたけど、ホント心の底から乗らなくて良かったと思う(笑)。鈴鹿8耐もそうだけど、大の大人が寄ってたかって全力で戦わないといけない。今は監督という立場で戦わなければならないけど、キャリアの終盤、クルマをうまく作るのはできたけど、速く走らせるのは苦手だった。その分を大嶋、カルダレッリがやってレースを作ってくれる」

 その大嶋もことあるごとに語るように、寿一監督は今季就任してから、チームスタッフ全員のメンタル面も考えたケアを行うようにしている。鈴鹿に向けては「チームの雰囲気も良くなっているので、監督としてチーム全員が力を発揮できるようなレースにしたいですね。チームの力量をいきなりとてつもなく伸ばすことはできない。いきなり120%を出させようとしても、それは失敗する」と、今後のシーズン終盤戦も見据え、無理矢理優勝を狙うというよりも、レースごとにしっかりと戦うことを選択する様子だ。

「タイトル争いにも絡んでいるけど、実力以上のことをしようとすると失敗する。いまの我々の状態では、一戦一戦を大切に戦わないといけない。ピット作業も5回はあるけど、みんながメンタル的に傷を負うようなミスを起こさせないようにするのが大切だと思う。そこは週末のみんなの空気を考えたりしながらかな。いずれにしても、どのチームにとってもひとつのミスが大きくなる厳しいレースだね」

 寿一自身も監督という立場を超えて「すごく楽しみ」だという鈴鹿1000km。前日もオートスポーツwebで触れたとおり、非常に多くの見どころがある。週末は鈴鹿で、その戦いを見届けよう。

WAKO'S 4CR RC F
WAKO’S 4CR RC F

チケット/イベント情報はこちら
http://www.suzukacircuit.jp/supergt_s/

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで