高木真一選手
「今回の富士はBMW M6 GT3にとっては相性がよく好結果を残せてきているので、前戦タイでノーポイントに終わったことでウエイト(ハンディ)が増えなくてよかったと気持ちを切り替えてレースウイークに臨みました」

「タイで上位に入ってウエイトを載せていたら、今日の結果はなかったと思います。もちろん今回は優勝が目標でしたが、最低でも表彰台をと思っていました。タイヤを供給してくれるブリヂストンさんも含めて、チームの皆が一丸となっていいクルマに仕上げてくれ最高のレースウイークになりました。個人的に通算優勝20勝の最多記録は、特に気にしてはいません」

S.ウォーキンショー選手
「僕は2番目のスティントと4番目のスティントを担当したのですが、高木さんがトップに立ってくれて僕は高木さんがつくってくれたギャップを拡げていくだけでした。最初のスティントはハードタイヤを選び、タイヤは最後までグリップが安定していてコンスタントにラップを刻めるスティントでした」

「最後のスティントはミディアムタイヤを選んで走りました。路面温度も少し下がっていたようですが、このコンディションとミディアムタイヤとはとても相性が良く、グリップも最後まで安定していて最高な結果になりました。これでランキングトップになれたのはうれしいのですが、次戦の菅生は僕たちにとってあまり相性がよくありません。でも表彰台を狙う作戦で、悪くてもポイントを獲れるようがんばってチャンピオンを目指します」

<ブリヂストン MSタイヤ開発部マネージャー:松本真幸のコメント>
「ここ富士では圧倒的な速さ、強さを誇るBMW M6が驚異的な富士3連勝を達成。それを今回も強力にサポートできたと思います。GT300クラスはタイヤ交換の作戦が多彩ですが、優勝チームは毎回のピットストップで必ず4本交換を実施して余裕をもって勝利のゴールへ向けて邁進して行きました」

「一方予選11番手からタイヤ2本交換などの作戦で着実に順位アップしてきた嵯峨/平手組は、前戦に続いて表彰台を獲得しました。シリーズランキング上位をブリヂストンユーザーが独占している状況となってきました」

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