しかも、接触を受けた相手が同じレクサス陣営のWAKO’S 4CR LC500で、このレース2度目のレクサス陣営の同士討ち。KeePerは周回遅れだったのでWAKO’Sに4コーナーで道を譲ったわけだが、そこで接触してしまったという、なんとも皮肉な結果となってしまった。WAKO’Sはレース後、37秒加算のペナルティを受けることになり、まさにお互い不幸な結果になってしまったわけだ。

 KeePerの後半にステアリングを握っていた平川亮がレースを振り返る。

「乗り替わった時からフロントのサスペンションが壊れていて、自分ではどうすることもできませんでした。(4コーナーでの接触は)僕は周回遅れだったので、3コーナーからラインを譲っていたのですが、普通に押し出されてしまいました」と平川。

 今回のノーポイントで、トップのRAYBRIGとは14ポイント差を付けられる3位に下がってしまい、苦しい状況になってしまったが、平川の表情はまだまだ、曇ってはいない。

「まだ2戦あるので、まだ諦めずに走れば全然、挽回はできると思いますし、クルマは普通に速さはあると思うのでまだまだ頑張ります」と平川。今回の結果で、ポイントランキングは上位5台中3台がNSXで、2台がLC500という、2メーカーの戦いに絞られつつあるが、勢いは明かにNSX陣営にある。

 レクサスLC500がこのシーズン終盤に苦しんでいる理由のひとつに、予選で上位を奪えないことが大きく影響している。特にどのドライバーも口にしているのが、ホンダ陣営との予選におけるエンジンパフォーマンス差だ。

 ホンダ陣営は予選用にブーストアップさせる効果的なマッピングを見つけており、LC500も予選用のマッピングがありながらも、ホンダほどのパワーアップは出ていないというのが多くのレクサス陣営のチームから出てくる言葉だ。

 レースになれば、これまではむしろNSXが厳しくなり、レクサス陣営が逆転するというパターンが多かった。ただ、今回のSUGO戦ではホンダ陣営のエンジンパフォーマンスはレース中も安定して速く、これまでの弱点を克服してきているように見える。

 ホンダ、レクサス陣営ともに同じブリヂストン勢が上位に来ており、タイヤの差はほとんどないことからも、残り2戦の両者の戦いはエンジンのパフォーマンスを相手以上に引き出せた方が、チャンピオンにもっとも近づくことできそうだ。

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