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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.10.20 22:20

LEXUS TEAM ZENT CERUMO 2018スーパーGT第7戦オートポリス 予選レポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM ZENT CERUMO 2018スーパーGT第7戦オートポリス 予選レポート

 GT300クラスの予選Q2を挟み、午後3時37分にスタートしたGT500クラスのQ2。予選ではすっかり気温も上がっていたこともあり、セットアップを気温が高い状態に近づけたZENT CERUMO LC500は、ライバルたちとともにコースに入っていき、タイヤのウォームアップを行っていく。
 しかし立川がいざアタックラップに入ろうとしたとき、眼前でアタックを展開していた#100 NSX−GTがわずかにコースをはみ出し、砂埃を巻き上げた。危険を察知した立川はわずかにアクセルを緩めてしまう。これはもう一度アタックラップをやり直すべきか……!? チームと立川は一瞬迷ったが、もう予選Q2の残り時間は少ない。このラップで決めるしかない。

 立川はなんとか1分33秒323というタイムをマークしアタックを終えることになるが、ライバルが大幅にタイムを上げていたこと、そして一瞬の減速が響いてしまい、ZENT CERUMO LC500のQ2順位は8番手という結果に終わってしまった。立川のタイムはセクター3はレクサス勢の中でも最も速く、わずかな減速さえなければグリッドは1〜2列は前にいけただけに、立川は予選後、少し悔しい表情をみせた。

 とは言え、ZENT CERUMO LC500が上位を争えるスピードをもっていることは、この予選で証明されたと言える。このオートポリスでのレースは荒れる展開も多く、何が起きるかは分からない。ZENT CERUMO LC500は10月21日(日)の決勝で巻き返すべく、チーム一丸となって挑んでいく。

立川祐路と石浦宏明
立川祐路と石浦宏明

ドライバー/立川祐路
「午前の専有走行からアンダーステアに苦しんでいましたが、公式予選までにクルマをかなり変えて、大きくバランスを改善することができたと思っています。僕のQ2のアタックのときには、前で100号車がコースアウトしてしまい減速してしまったため、アタックを続けるか迷いましたが、残り時間もなかったのでそのまま続けました。そこでタイムを失った部分もあるので、ちょっとスッキリしないですね。ただ後半セクションでのフィーリングは良くなっていたので、明日巻き返したいと思っています。オートポリスはタイヤに厳しいコースなので、うまく使った者が勝利に近づけると思います。今日はフラストレーションをためた分、明日頑張りたいですね」

ドライバー/石浦宏明
「僕たちは事前にメーカーテストに来ていたので、そのセットアップで専有走行に臨みました。ただ気温が低くバランスもかなり違っていて、ずっと立川選手にセットアップをしてもらっていました。専有走行で僕が乗った段階でもいくつか変更してもらいましたが、かなり良好な状態になっているのは分かりましたね。ただ、予選Q1に向けてさらに変更を施しましたが、今度は急に路面温度が上がり、セットアップの変更をやり過ぎたところを感じたので、Q2に向けてさらにアジャストしてもらいました。事前の予想とはクルマの状態が違ったので、ドタバタするところはありましたが、最低限合わせることはできたと思っています。このコースはタイヤに厳しいコースで、少しでもバランスを間違えるとレースにならなくなってしまいます。大事なのは決勝でいかにキレイにタイヤを使うかだと思っているので、予選を参考にしながら、しっかりレースを速く走れるクルマを仕上げたいです」

浜島裕英監督
「専有走行は気温等の条件があってアンダーステアが非常に厳しかったですね。フロントタイヤが心配されましたが、午後は太陽も出て路面温度も上がり、いいバランスになったと思っています。ドライバーがいいアタックをしてくれてQ1を突破し、Q2に進出しましたが、立川選手のアタック中に前方で危険があり、しっかりと減速した分遅れてしまいました。ライバルが速いですが、レースは粘り強く戦って、できる限り上位でフィニッシュできるよう、チームみんなで頑張りたいと思っています」


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