レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.09.12 13:08

#30 TOYOTA PRIUS apr スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | #30 TOYOTA PRIUS apr スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート

公式練習 8月27日(土)9:20~10:55
 SUGO、富士と短期間でレースが続いてきたことから、「真夏の3連戦」と呼ばれ、その初戦となるSUGOでこそ、拍子抜けするぐらい暑さには苦しめられずに済んだが、富士と同じぐらいか、それ以上に土曜日の鈴鹿は、強烈な暑さに見舞われた。そのため普段のレースの3倍以上の1000km、時間にすると6時間近くに及ぶ灼熱の戦いは、もはや避けられないものと誰もが覚悟した。

 最初の走行となる公式練習は、永井選手からのスタートとなった。しかし、事前に組んできたメニューは早々に崩れることとなる。コースオープンと同時にピットを離れていった「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は、すぐにピットに戻ってくる。チェックだけ行い、再びコースインするはずが、なかなかピットを離れることができない。トラブル発生、オイルリークがあったためだ。修復には長い時間を要し、ようやくエンジンに再び火が入ったのは、スタートからほぼ1時間を経過した頃。

 遅れを取り戻すべく、そこからは永井選手が激走に激走を重ねていった。マイレージを稼いでもらう必要もあったため、ラスト10分間のGT300単独の時間帯も永井選手は走行。終盤には2分2秒352をベストタイムに、2秒台を連発するまでとなっていた。

 続けて行われたサーキットサファリから、ようやく佐々木選手が走り始め、バスと混走の中で自身の習熟とセットアップを進めていく。決して十分な走り込みができず、どうしても不安を残すこととなってしまう。

公式予選 Q1 14:30~14:45
 公式練習は早朝に行われてなお、十分に暑かったが、日が完全に登った頃に行われた公式予選が始まる頃にはより一層暑く、気温は33度、そして路面温度は44度にまで高まっていた。今回もQ1を担当するのは佐々木選手。コンディションの向上を期待し、すぐには「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」を開始と同時に走らせるのではなく、一呼吸置いてからに。

 タイヤにしっかり熱を入れ、さらに内圧も最適な状態とするため、佐々木選手はアウトラップに加え、2周をウォームアップに充ててから、アタックを開始した。そしてマークされたタイムは、1分59秒683で12番手に。やや不満の残るタイムではあるが、公式練習を走れず、サファリだけの走行だったことを思えば、さすが最多ポールのドライバーだ。なによりQ1を突破し、Q2に控える永井選手に繋ぐことができた。

 しかしQ1の終了から間もなく、残念な通告が。佐々木選手の走行中に走路妨害があったとして、ベストラップ抹消のペナルティが下されてしまったのだ。セカンドベストタイムはウォームアップ中に出されていたため2分9秒739に過ぎず、Q1突破どころか、27番手にまで沈んでしまうこととなった。そして、この時点で予選は終了となってしまう……。

永井宏明選手
「朝の公式練習では、うまいこといかなかったんですけど、予選では少しセットが進んだような感じだったので、乗ってみたかったんですけど、仕方ないですね。明日はいいラップが刻めるように頑張ります。今回は3スティントも走れるので、それで経験を積んで実力もつけられたらいいな、と思います。明日は天候がどうなるかわかりませんが、頑張って走ります。地元ということで応援してくれる人もたくさん来ますし、その人たちのために走れたらと。100人以上は必ず来るんじゃないでしょうか?」

佐々木孝太選手
「ちょっとハイブリッドの確認もあったんですが、避けたつもりが、避けた方向にメルセデスの平中(克幸)選手が来ちゃって、それが走路妨害という形で……。僕の判断ミスでした。朝もエンジンにトラブルが出て、僕はサファリしか走らなかったんで、なんとか気合で行ったんですけど。ただ、その中でもクルマはちょっとずつ良くなっているので、明日の長いレースは淡々と行って、少しでも上の順位でゴールできるよう、頑張ります。」

金曽裕人監督
「パフォーマンスとしては、Q2に行ける実力があっただけに、すごくもったいない。だから、チームもドライバーもきっちり反省すればいい。明日はその逆境から立ち直るしかないですね。でも、非常に残念。やはり地元だから、なんとか永井選手をQ2に行かせてあげたいという気持ちが届かなかったのは、チームとしてつらいですね。けっこう後ろの方からのスタートになってしまったが、あきらめずに粘り強いレースをやって、きっちりポイントを取ろうと思っています。」


関連のニュース

本日のレースクイーン

リアライズガールズ
夏川いづみ(なつかわいづみ)

スーパーGT Photo Ranking

フォトランキング