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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.06.28 21:19
更新日: 2019.06.28 22:22

エンジン交換にモノコック空輸、詰まったポイント差と厳しい1基目のエンジン戦争【スーパーGT第4戦タイGT500事前情報】

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スーパーGT | エンジン交換にモノコック空輸、詰まったポイント差と厳しい1基目のエンジン戦争【スーパーGT第4戦タイGT500事前情報】

「今年は他のNSXと比べても予選ではいいので、今の僕らのネガティブな部分である決勝ペース、特にスティント後半のペースダウンについてフォーカスしたタイヤ、改良を加えたタイヤを持ち込んでいます」と武藤。WedsSport ADVAN LC500、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rと3台のヨコハマタイヤ勢が得意のタイでどんなパフォーマンスを見せるのか、まずは予選日からそのタイムが注目される。

 また、ウエイトハンデが重いトップのZENT CERUMO LC500(WH53kg)、ランキング2位のMOTUL AUTECH GT-R(WH49kg)、au TOM’S LC500(WH44kg)も、それぞれのメーカーのトップを守るだけでなく、チャンピオンシップのライバルメーカーにも負けるわけにはいかない。そして、今年は第1戦がハーフポイントになっていることからも、例年以上にポイント差が詰まっている。その点を踏まえて、MOTUL GT-Rの監督にしてGT-Rの開発責任者でもある鈴木豊監督が今回の展望を話す。

「去年は予選の雨で、路面が乾くタイミングに賭けたのが裏目に出てしまった。今年はドライもしっかりしているし、ウエットも開幕戦でもお分かりのように、負けているところはありますけど、勝っている部分もあって、十分勝負ができるとことにいる。去年のようにギャンブルのような戦略を取ることなく、戦えると思っているのが今年の強みです」

「シリーズを考えれば38号車(ZENT)を見ながら、という戦い方にはなると思いますが、(ランキングの)その後ろも非常に詰まっていますので、このタイと次の第5戦富士でチャンピオン争いのふるいに掛けられる部分が出てくると思いますので、まずはそこにしっかりと付いてく着実なレースをしたいと思います」と鈴木監督。

 ニッサンGT-R陣営としてはこのタイでカルソニック以外のエンジン交換はなく、ホンダ陣営、そしてレクサス陣営ともに「前戦と同じエンジン」を搭載とのこと。今年は年間2基のエンジン使用基数のため、この第4戦終わりで1基目を終了し、次の富士戦から2基目のスペック2を投入するのが基本のパターンになりそうだ。

 それでも金曜搬入日の時点でタイのチャン・インターナショナルサーキットは最高気温が35度を越える酷暑となっており、エンジンには非常に厳しいコンディションとなる。そして3戦を経た1基目の最後のレースとなるため、エンジンのライフが厳しい状態であることはどのメーカーも同じ。なかにはエンジンブローを覚悟しているメーカーもあるようだ。

スーパーGT第4戦タイ 金曜日
WedsSport ADVAN LC500

スーパーGT第4戦タイ 金曜日
DENSO KOBELCO SARD LC500
スーパーGT第4戦タイ 金曜日
CRAFTSPORTS MOTUL GT-RとMOTUL AUTECH GT-Rのドライバーたち

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