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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.07.02 07:00
更新日: 2019.07.02 00:36

R&D SPORT 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

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スーパーGT | R&D SPORT 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット

予選順位:13位
決勝順位:11位
Team Ranking:9位
Driver Ranking:10位

2019.07.01 – SUPER GT第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット・決勝

SUBARU BRZ GT300は、11位完走

 6月30日(日)スーパーGTシリーズ唯一の海外レース、タイのチャン・インターナショナル・サーキットでシリーズ第4戦『Chang SUPER GT RACE』が行われました。雨季のタイですが、決勝は晴天に恵まれ、真夏の日差しの下で66周のレースが行われました。

 SUBARU BRZ GT300は予選13位からのスタートで、予選結果を踏まえ、決勝に向けてのマシンセットアップを変更します。テクニカルセクションのセクター3では各マシンとも追い抜くことが難しいため、セクター1、2でのストレートから高速コーナーでの勝負を想定。そのため3速、4速をややハイギヤードにして伸びがあるように変更しました。

 その仕様に合わせてサスペンションのセッティングも変更し、リヤタイヤへの負担が小さくなる仕様に変えます。戦略としてはリヤタイヤ2本交換、あるいは、状況次第ではBRZ GT300では初めてのタイヤ無交換作戦を取ることで、上位を狙う作戦です。

 スタートは井口卓人ですが、スタートする午後3時は気温も上昇し、マシンもややオーバーヒート気味な症状です。そのため、井口は前のマシンとの間を開けてエアを取り込み、順位は14、15、16番手と下げざるを得なくなります。

 井口は26周目にピットイン。山内英輝に交代しますがBRZ GT300初のタイヤ無交換を決断し、大勝負にでました。山内はそのメリットを活かし、ピットアウト直後から一時は実質6番手まで順位をあげますが、38周目にセーフティカーが入り、ストレート上で一旦停止をして順位が整理されます。

 レース再開後は予選上位マシンがじわりと順位を上げる一方、BRZ GT300は13番手まで下がり、その後動かない展開となってしまいます。

 しかし、7号車D’station Racing AMRのアストンマーティンが右リヤタイヤのバーストでリタイアとなり、SUBARU BRZ GT300はポジションをひとつあげて62周し、12位でチェッカーを受けました。その後、違反により降格した車両があり、61号車は繰り上げ11位となりました。

渋谷真総監督

「この厳しい状況で、ドライバーはよく頑張ってくれました。他とはそんなに大きなタイム差はなかったのですが、つまり、抜くこともできない展開になってしまいました。予選で前に行けないと今の状況では順位を上げていくのは難しいですね」

「決勝に向けてマシンのセットアップを変更したのはいい方向でしたが、ライバルに差をつけるまでにはいきませんでした。しかし、タイヤ無交換で完走できたので、それは収穫になりました」

井口卓人

「タイヤ無交換にチャレンジしましたけど、ペースが遅いので厳しいですね。何もコメントできないです。完走できたのがよかったくらいでした。すみません」

山内英輝

「ここだと、このタイヤでダブルスティント行けるのがわかったくらいです。今回は練習から速度が足りなかったので、厳しかったかなという印象です。結果的に団子状態が続いたので、予選で前にいれば、シンプルにそのままの順位で行けたと思うんですけど、今回はスピードがなかったです。そのなかでも完走できたので、そこは良かったと思います」

 次戦は8月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで行われる第5戦『FUJI GT 500mile RACE』です。シリーズ最長の約800kmのレースですので、BRZ GT300はさまざまな戦略を駆使して戦うことになると思います。真夏の暑いレースですが応援をよろしくお願いします。

SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)


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