公式予選 Q1 15:00~15:15

 またしても予選前には、怪しげな天気となっていた。サーキット上空には黒い雲が被され、周辺ではもうすでに雨が降っているよう。だが、雨は降ったには降ったが、ほんの一時でコースを濡らすまでには至らなかった。ただし、この雲の影響で路面温度は予選より下回るようになってしまう。

 今回もQ1担当は佐々木選手。コースオープンと同時にピットを離れ、アウトラップに1周を加えて、しっかりウォームアップを行った後、アタックを開始する。

 1分34秒433、34秒106を連続して記録するが、本来のターゲットタイムは1分33秒台。そこでいったんクールダウンを行った後、再度アタックをかけるが、今度はクリアラップがとれず。タイヤもピークを過ぎていたことから、チェッカーまで3分を残したところで「#30 TOYOTA PRIUS spr GT」はピットに戻ってくる。

 残念ながら、あとコンマ3秒及ばず、Q1突破は果たせなかった。そして決勝には19番手からスタートを切ることとなった。

永井宏明選手

「タイのコースを走るのは初めてなので、ワクワクしながら来ました。日本でシミュレータに乗ってきたので、どっちに曲がっているかは分かっていて、それで合わせ込むことが若干できたんですが、もうちょっと改善の余地があるなと思っていました。明日、それを決勝までに合わせ込んで、いい走りができればいいなと思っています」

「今のところ、まだ楽しむまでには至っていないんですが、コース的には好印象なんで、結果にもそれを出せればいいと思いますし、佐々木選手も言っているように、しっかりクルマを合わせて、自分たちのやれることをしっかりやれれば、いい結果が残るんじゃないでしょうか」

佐々木孝太選手

「ハイブリッドを下ろしたことは確かにメリットにはなっていないけど、すごくデメリットにもなっていないので、ハイブリッド云々の問題よりも、ヨコハマタイヤを上手に使いこなせていないことの方が、やっぱり大きいですね」

「決勝は、今回は朝のフリーもあるし、8分間走行を使って、もっともっとタイヤを使いきれるように、本来の性能を出せるようにしてあげられればな、と思っています」

金曽裕人監督

「Q1はベスト~ベストで来ていたのに、やめちゃっているんです、佐々木選手が『フロントが流れた!』と言って。それでもプッシュさせていれば38秒8ぐらいまで来たはずなので、7番、8番ぐらいで突破できたはずなんですよ。でも、少々のミスがあったとしても、僕らの方から『それでもいいから行け』と言わなければいけなかったですね」

「本来だったらクルマの実力は、7~9番手ぐらいにあったというのが結論で、そのクルマが18番スタートということは、ある程度奇抜な作戦で前に行くしかないと思っています。だから、そこも含めて、やっとタイヤとクルマがそれなりにマッチしてきたので作戦で上がっていく、それが決勝のテーマですね」

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