ピットワークは問題なく、燃料補給のみでピットアウト。最大のライバル#3 GT-Rはピットロードでエンジンがストップするというアクシデントがあって、7秒ほどのロスをした模様。ピットアウトした時の#3 GT-Rは17秒後方。間にタイヤ無交換の#18 MCが入ることになり、ここも我々に有利な展開になりました。全車ピットを終えたあとは#25がトップ、2番手#18、3番手#3という順位。ここからはこの貯金をゴールまで使い切らずにいけるかどうか、という勝負です。後方から予想通りヤン選手が追い上げてきます。ただ#18 MCの中山選手が素晴らしい走りで2番手を死守しながらバトルをしてくれているおかげで、5秒差からは縮まりません。逆にバトルの影響で差が広がる場面も。

 その矢先の52周目に#18と500クラスのマシンが接触し、#18はピットへ。ここから残り9周、33秒台という驚異的なペースでヤン選手が追い上げてきます。ここで我々にトラブル発生! 燃料が息つくという無線がタカミツから入りました。残りは6周。燃料補給のガソリンは入っているはずでしたが、この週末、メーターの燃料消費の数値に一度だけ異常値があり、それが正しかったとしたらここでのガス欠もありえる……。

 矢継ぎ早に色々なことが頭をよぎり、ピットに戻すかどうするかを悩んでいましたが、タカミツから「行かせてください!」という無線が。チャンピオンシップを考えた時、ここでピットに入ったら残りの茂木は劣勢で、チャンピオンの可能性は低くなる。ならば、フューエルポンプがトラブったことに賭けて、ゴールまでフルプッシュで逃げようと決断しました。リザーブのポンプに切り替えエンジンMAPもフルリッチを指示。賭けも祈りも通じて、1.189秒差でトップのチェッカーを受けることができました。

本日のレースクイーン

武井さらたけいさら
2026年 / スーパーフォーミュラ
DELiGHTWORKS RACING スーパーフォーミュラレースアンバサダー
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