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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.08 22:33
更新日: 2020.08.08 22:34

TGR TEAM ZENT CERUMO 2020スーパーGT第2戦富士 予選レポート

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スーパーGT | TGR TEAM ZENT CERUMO 2020スーパーGT第2戦富士 予選レポート

TGR TEAM ZENT CERUMO

2020 AUTOBACS SUPER GT Report
たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE
第2戦 富士スピードウェイ

ZENT GR Supra
#38 立川祐路/石浦宏明

◆8月8日(土) QUALIFY
公式予選結果 11位

 トヨタGRスープラ勢のトップ5独占に沸いた第1戦富士から3週間。TGR TEAM ZENT CERUMOは、第2戦富士の週末を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により第2戦も同じコース、同じレース距離での開催だが、8月に入り気温も上昇しており、第1戦とは異なる戦いも予想された。もちろんライバルたちの追い上げにも警戒しなければならない。

 そんな第2戦に向け、TGR TEAM ZENT CERUMOは並々ならぬ闘志で挑んだ。GRスープラの開発を担ってきた立川祐路にとっても、石浦宏明にとっても、トップ5独占のなかで表彰台に自分たちが立つことができなかった悔しさがあった。第2戦では、やはりその悔しさを晴らしたい。第1戦で同じGRスープラ勢に対してあった差を埋めるため、チームはZENT GR Supraのセットアップを大きく変更して臨んだ。

 迎えた8月8日(土)は薄曇り。午前9時45分からの公式練習は、気温28度と蒸し暑いなかで迎えた。ZENT GR Supraは立川がステアリングを握りコースイン。途中二度の赤旗があるなか、大きく変更したZENT GR Supraのセットアップを確認していく。

 立川は20周をこなし、1分29秒502というベストタイムを記録し石浦に交代する。石浦もセットアップを詰めながら12周をこなし、専有走行の時間帯で1分28秒873というベストタイムを記録。8番手で公式練習を終えた。

 ZENT GR Supraのセットアップはこの公式練習で確認したが、事前の予想どおりライバル勢も速さをみせている。チームは予選に向けてさらなる追求を行っていき、午後2時30分からスタートした公式予選に臨んだ。

 午前に続き、気温28度と暑いなかで迎えた公式予選Q1。ステアリングを握るのは石浦だ。ZENT GR Supraをコースインさせた石浦は、変更したフィーリングを確認。これならばQ1突破は果たせるだろう……という手ごたえを得た。石浦の任務は、Q2の立川のアタックに繋げることだ。

 入念にタイヤを温め、いざアタックラップに入っていった石浦だったが、前にはライバルが複数台走っている。パーフェクトなアタックをこなすためには、距離をとることが必要だ。ただ、いざアタックラップに入った石浦だったが、前を走るライバルが減速。石浦は前に詰まってしまった。

 石浦は翌周にアタックラップを変更しようか悩んだが、タイヤが最高のパフォーマンスを発揮する周は限られている。石浦はアタックを敢行したが、他車に引っかかってしまいタイムロスを喫してしまう。なんとか1分28秒101というタイムをマークしたが、上位陣は1分27秒台をマークしている。さらにもう1周アタックをかけるも、タイムは伸ばせず、まさかの11番手という結果となってしまった。

 とはいえ、ZENT GR Supraのフィーリングが好転していることは確認できた。しかもレースに強いことは第1戦でも確認済みだ。ZENT GR Supraはなんとしても好結果をつかむべく、8月9日(日)の決勝レースに気持ちを切り替えていった。

ZENT GR Supra
ZENT GR Supra

ドライバー/立川祐路
「今回は開幕戦からセットアップを変更してきました。公式練習ではバランスどりなどをまとめるのに時間がかかりましたが、公式予選に向けて変更したことも石浦選手のコメントを聞くかぎり悪くなさそうなので、予選は残念ながら満足いくアタックはできませんでしたが、それは仕方がない。明日はその分挽回します」

ドライバー/石浦宏明
「開幕戦の分析から、今回はコンセプトを変えて臨んでいますが、公式練習から予選に向けてもガラッと変えていきました。予選もQ1突破を果たせるだろうという実感はありましたが、前を走っていた他車が途中でアタックを止めてしまい、それに引っかかってしまいました。そこでアタックを止める判断もできたのですが、その周いった方がいいという判断をした結果、うまくアタックできずに終わってしまいました。そこは位置取り含めてうまくいかなかったので、申し訳なかったと思っています。実力としてはもっと上にいけると手ごたえはあるので、明日頑張りたいと思います」

村田淳一監督
「公式予選の結果としては残念でしたね。開幕戦では問題点がいくつか見つかったので、大きく変更して今回持ち込みましたが、フィーリングは悪くないとドライバーも言っているので、その点はいいですが、予選では位置取りで失敗してしまったので、チームとしてもそこは反省しなければなりません。とはいえ僅差ですし、本来であればQ1突破もできたと思っています。明日もうまくアジャストして、前を追えるクルマにして、挽回したいと思っています」

ZENT GR Supra
ZENT GR Supra


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