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投稿日: 2020.09.13 07:00
更新日: 2020.09.13 11:31

LMcorsa 2020スーパーGT第4戦もてぎ 予選レポート


スーパーGT | LMcorsa 2020スーパーGT第4戦もてぎ 予選レポート

9月12日
天候:曇/雨
コース:ツインリンクもてぎ
路面:ドライ(路面温度29度)

公式練習から大幅にセットアップを変更して挑んだ予選Q1は吉本選手が担当したものの、A組9位で惜しくもQ2への進出を逃す
明日の決勝レースは17番手から追い上げを図る

 年間8戦のスケジュールが組まれている『2020 AUTOBACS SUPER GT』。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて従来のスケジュールから約3カ月遅れた7月18~19日に富士スピードウェイで開幕戦を迎え、8月に富士スピードウェイ戦と鈴鹿サーキット戦の2戦を実施。そして、第4戦の『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』が9月12~13日に栃木県のツインリンクもてぎで開催される。つまり、今戦が終了すると前半の4戦が終了したことになり、シーズンが折り返しとなるのだ。

 開幕戦から不振にあえいでいるLM corsaは、開幕戦の富士スピードウェイが13位、第2戦の富士スピードウェイが16位、第3戦の鈴鹿サーキットが17位と3戦ともにポイント圏外でのフィニッシュ。成績が振るわないのは、今シーズンから使用しているミシュランタイヤを使いこなせていないことが原因のひとつに挙げられる。本来ならばシーズンは春先にスタートし、夏、秋と季節をまたいでいくが、もっともタイヤに過酷な酷暑の夏にシーズンが始まったために新しいタイヤのデータが乏しく、チーム一丸で対応策を検討している段階でもある。

 迎えた第4戦は12日(土)に公式練習と予選、13日(日)に300kmの決勝レースが実施される。9月に入り全国的に天候が不安定となり、今戦も天気予報では雨が降る可能性が高いとされていた。公式練習は予定通りの10時にスタートし、雨は降っていないものの路面の一部は濡れた状態で、ウエット宣言が出されていたためにレインタイヤでの走行もできる状況となっていた。

 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3に乗り込んだ吉本大樹選手はスリックタイヤを選択してコースイン。5周を走行すると路面が濡れてきたためにピットに戻りレインタイヤに交換して走行を再開する。その後、路面コンディションは回復の兆しをみせ、河野駿佑選手にドライバーチェンジ。スリックタイヤ履いてコースに入る。

 GT300クラスはスリックとレインタイヤを履くマシンが混在するなかで、河野選手は1分50秒台前半のタイムをマークし、トップ10内の記録を残す。公式練習の後半には再び吉本選手がSYNTIUM LMcorsa RC F GT3に乗り込んで、セットアップを調整。ふたりのドライバーが計34周を走行し、1分50秒651のベストタイムで、結果は27位となった。

■予選

 公式練習を走ったふたりのドライバーのコメントによるとマシンのバランスとコース状況が合っていないようで、予選へ向けては大幅にセットアップを変更することとなった。今戦の予選も30台のGT300クラスが2組に分けられて、各組の上位8台が予選Q2へ進出するレギュレーションが採用された。

 予選A組に振り分けられたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3のステアリングは吉本選手に託され、予選Q1がスタートする。空は雲に覆われ今にも雨が降りそうな状況だが、路面はほぼドライコンディションのまま競われることとなる。インラップと計測1周目をウォームアップに当てて2周目からアタックに入ると、公式練習のタイムを1.5秒以上上回る1分49秒068をマーク。

 翌周もアタックを続けると1分48秒985へタイムアップする。この時点では上位8台に入っていて、予選Q2への進出がみえた。だがライバル勢もタイムアップを果たし、最終的に8位と0.015秒差の9位で予選Q1を突破することができなかった。

 予選Q1の結果を受けて、明日の決勝レースは17番手からのスタートとなる。天候不順で荒れた展開も予想されるため、チームの戦略やピット作業などが勝敗を分けることもある。チーム力は今シーズンの強みのひとつでもあるので、トップ10圏内への進出を目指すことになる。
●コースコンディション:気温25度、路面温度29度(予選Q1スタート時)

2020年スーパーGT第4戦もてぎ 吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)
2020年スーパーGT第4戦もてぎ 吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)

■コメント
飯田章監督

「公式練習から路面状況がころころと変わる難しいコンディションとなりました。我々が使用するミシュランタイヤの優位性が発揮できる状況だと思っていましたが、気温が高いこともあり期待していたほどではありませんでした。予選に向けてはセットアップを変更したことで効果が現れました。ライバル勢とタイム差が少ないので、明日の決勝レースはどのような状況でも対応できるよう準備を行い、上位を目指したいです」

吉本大樹選手

「予選はB組のようなトリッキーなコンディションを望んだのですが、ドライ路面となってしまい運も味方せず予選Q1を突破できませんでした。マシンのバランスは公式練習後に調整したことで改善し、中団グループでの争いはできる状況になりました。明日の決勝レースは、ブレーキやタイヤが厳しくなることが想像でき、荒れた展開になるかもしれません。ミスなく追い上げていきたいです」

河野駿佑選手

「公式練習は路面状況がレインからドライに変わっていくときに走りました。マシンのセットアップが合わずラップタイムも満足できる状態ではなかったです。予選Q1は吉本選手が担当し惜しくもQ2へ進出できませんでしたが、決勝レースへ向けては前戦より状況が好転すると思っています。3戦ともにポイントが獲れていないので、トップ10圏内に入ることが目標です。また、今日は私の誕生日で、多くのスタッフの方に祝ってもらったので、結果でお返しができればと思います」