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SUPER GT 第8戦
たかのこのホテル FUJI GT 300KM RACE
富士スピードウェイ
予選：11月28日
天候：晴れ
コース状況：ドライ
予選：3位
シリーズ最終戦となる第8戦は、富士スピードウェイ(静岡県)で開催。富士では第1、2、5戦に続き4回目のスーパーGTレースとなる。最終戦として開催されるためウェイトハンディはなくなり、レース距離も通常の最終戦の250kmではなく、2008年以来の300kmレースとなった。富士では第2戦と第5戦でポールポジションを獲得しており、今回も上位の予選結果が期待される。
今回のレースでも新型コロナウィルス感染症に対し徹底した感染予防対策を実施した。またサーキット入場時には検温を行うなどの措置が取られた。前回のレース直前に高熱を出しレースを欠場した小高一斗も元気にサーキットへ姿を現した。
28日は朝から晴れ渡り冠雪した富士山も姿を見せた。コースサイドには防寒具で身をかためたファンが、思い思いに写真を撮る姿があった。9時から行われた公式練習は強い北風が吹くなか行われ、まず阪口良平がコースインして車両とタイヤを確認。後半は小高が周回を重ね、ベストタイムは阪口の1分36秒220で6番手とまずまずの位置に付けた。
午後の公式予選Q1はBグループに区分され、雲はあるものの晴れ/ドライ、気温13℃、路面温度17℃という条件のもと13時33分に10分間のセッションが始まった。Q1を担当する阪口がコースインし5周目に1分35秒776とコースレコードの1分35秒707に迫るタイムをマークし、トップタイムでQ2へ駒を進めることとなった。
公式予選Q2は14時8分から10分間で行われた。このセッションでは小高がコースインし、5周目にコースレコードとなる1分35秒174をマークして2位につけるも、直後にこれを上回るタイムを出した車両があり3位となり、これで明日の決勝レースのグリッドが確定した。明日の決勝は13時5分にスタート。チームの初優勝を目指す最終戦となる。
阪口良平
「持ち込みの状態から良い感じで走れましたが、路面温度が低くタイヤのレンジが違ったので、そこをどうアジャストするかということでセットアップを進めました。Q1は思っていたとおりのタイムが出せました。1周だけのアタックでしたが一斗に一番のタイムでつなぐことができて良かったです。富士はポールポジションを2回取っているのでいけるという気持ちはありましたが、チームの力を最大限に出し切った感がありました。明日は強いレースをして今年を締め括りたいと思います」
小高一斗
「前回の富士もそうでしたが、公式練習から調子良く走れました。今回は路面温度が低く柔らかいタイヤを選択しましたが、マザーシャシーとうまく合わせることができませんでした。タイムはポールポジションを取れてもおかしくないものでしたが、アンダー(ステア)が出ていてそれで一瞬ミスをして挙動を乱してしまい、それがなければコンマ1秒は早く2位になれたのかなと思うと悔しいです。でも3番手は悪くありません。勝てるチャンスは残っていると思いますので、決勝で挽回します」
田中耕太郎チーフエンジニア
「予選結果はこんなものだと思います。うまくいったのではないでしょうか。路面温度が低いのと、富士はストレートが長く、その間にタイヤが冷えてしまうので、タイヤがなかなか温まらないですね。富士はこれまで3回レースをやっているので、いろいろなデータはそろっていますし、前回の富士も予選までは良かったです。明日の決勝はいつものように淡々とレースを進め、上位でうまく戦いたいと思います」
