GRスープラ勢が上位を独占するという2021スーパーGT第1戦岡山の予選結果は、パドックの大方の予想とは違うものだった。約1カ月前に同じ岡山で行われた公式テストでは、「ややNSXが有利、僅差でGRスープラ、その後にGT-R。ただし、3車の差は昨年より接近」といった印象だった。
「本番で急に速くなる」のは、どちらかと言うとホンダのお家芸だったが(とくに2018年)、今回はトヨタがそれをやってきたかたちだ。Q1でトヨタ勢が上位を固め、ホンダのブリヂストン装着車3台、GT-R全車が敗退と、完全に真っ二つに分かれている。