■日本チームのそれぞれの“思惑”

 今回参戦した4チームは、それぞれ参戦した理由と目的があった。まず、aprの30号車トヨタ・プリウスは、今季スーパーGTに初参戦した永井宏明の“スキルアップ”が主な目的だった。永井はトヨタカローラ三重やネッツトヨタノヴェル三重の社長を務めるジェントルマンドライバーだが、永井自ら出場を決断。レギュラーの佐々木がそれをサポートし、嵯峨はさらに第3ドライバーとしてサポートする形をとった。

 また、同様に“スキルアップ”が目的だったのが、埼玉トヨペット・グリーンブレイブだ。これまでスーパー耐久に参戦を続けてきたチームは、主にディーラーメカニックたちが携わっていたが、将来のステップアップに向けてのスキルアップを目指していた。今まで、メカニックたちはセンターロックのレーシングカーを扱ったことがなかったのだ。オーナードライバーでもある平沼のスキルアップも兼ねていた。

 一方、“世界への挑戦”を掲げていたのはハブオート・レーシング。「いつも何かチャレンジしていたい」という吉本がモーリスとともに立ち上げたチームは、マカオでのFIA GTワールドカップに出場したあと、マシンをセパンに送り、世界との戦いを続けてきた。

 JLOCのランボルギーニ・ウラカンは、また少々事情が異なる。チームの則竹功雄代表によれば、イタリアのランボルギーニから出場の要請が来たための参戦だったようで、織戸、平峰に加えランボルギーニのファクトリードライバーであるザウグを起用。そのため、他の3チームのようなプロ-アマクラスでの参戦ではなく、ワークスと同様のプロクラスでの参戦となっていた。

ピット作業を行う35号車フェラーリ
ピット作業を行う35号車フェラーリ
上位をうかがう走りをみせるJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3
上位をうかがう走りをみせるJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3

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