■たっぷり走り込み。スキルアップは大収穫

 迎えたレースでは、JLOCのランボルギーニ・ウラカンがその実力を発揮し、ワークスのアウディ勢を追い回す展開となったが、終盤電気系のトラブルに見舞われてしまった。一方、ハブオート・レーシングのフェラーリは終盤ポジションを上げて6位フィニッシュ。プロ-アマ・クラスの優勝を果たしてみせた。

 埼玉トヨペット・グリーンブレイブもきっちり走りきり完走。目標のプロ-アマ表彰台こそならなかったが、「速いクルマに慣れること、メカニックたちに慣れてもらうという目標はしっかり果たせた。貴重な経験を積めて、来年に繋がると思います」と平沼は満足げな表情を浮かべた。

「国内でこのSLS AMG GT3を走らせたことはありましたが、レースは初めてですし、スピードがふだん乗っているS耐車両とは全然違う。怖い思いもいっぱいしましたが、早めに経験できて良かったです。雨のなかでのスリックや大雨でのリスタートなど、お金を払ってもできないことをできた。フルコースで楽しめましたね(笑)」

 また、自身のスキルアップという目標を立てていた永井も「夜間走行も初めてでしたし、本当にいい経験になりました。この歳(永井は今年48歳)になって言うのもなんですが(笑)、新しい経験はいいですね」と言う。

「セパンを走るのも初めてですが、高速コーナーや中速コーナーの繋がりもあり、スピードを落とさず攻めるのが難しいコースです。この時季の日本では、気温がシーズン中に比べて下がりすぎていて、コンディションがかけ離れている。ここはデータも取れますし、すごくたくさん走り込めます。しっかりとしたセットアップにも取り組めますし、いいと思いますよ」

 実際、埼玉トヨペットとaprは平沼と永井に走行時間をかなり多くもたせており、走行初日から決勝までの4日間合計で21時間もある走行時間のなかで、たっぷりと走り込んだ。「永井さんは4日で1000kmくらい乗っている(apr金曽裕人代表)」というほどだけに、ジェントルマンドライバーにとっては最高のスキルアップになっただろう。

30号車トヨタ・プリウスGTの永井宏明
30号車トヨタ・プリウスGTの永井宏明
52号車埼玉トヨペット・グリーンブレイブの平沼貴之
52号車埼玉トヨペット・グリーンブレイブの平沼貴之

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