■ドライバーたちの手ごたえ

 一方で、ふだんトップクラスのレースを戦っているトップドライバーたちにとっても貴重な経験になったようだ。

「マンタイ・レーシングとか、遠征に来ているのにあそこまでのピット設備を持ってきて、プロフェッショナルらしさをみせている。ああいうのを含めて、日本でやっているのと比べていろんなものが見える。チームにしてもドライバーにしても、ああいうのを見て勉強できるのはいいと思う」というのはハブオート・レーシングの吉本大樹。

 また、「30号車と(ふだん乗っている)31号車でクルマの大きな違いはないんですが、タイヤが同じ条件になったときに、今のプリウスGTは遅いなと。日本のGTで速いのはタイヤの差やハイブリッドの部分が大きい。素で走ると、ストレートが繋がるセクター1や4で合わせて1秒くらい遅れている。それでコーナーが速いかというと、そこまでじゃない。そういうのが見えただけで収穫はあった」というのは、30号車をドライブした嵯峨宏紀だ。

「それと、このレースで勝とうと思ったら、やはりワークス勢は耐久用にきちんとクルマができている。ヘッドライトの光量だけでも向こうはすごい。アウディの後ろを走っているだけで前が良く見えるんですから。こちらに耐久のノウハウがないのもちろんですし、そもそもそういうレースをいま、日本ではやっていないですからね」

 また、これまで数多くのレースを戦ってきた織戸学も「世界で戦っているチームの戦い方を見ることができるので、JLOCにとっては収穫なんじゃないかな。すごく時間を有意義に使えているし、いろいろなことを勉強できると思う」という。

「タイヤワンメイクというのも面白いよね。ひとつの同じタイヤをどれほど使いこなせるかという勝負だから。スーパーGTのようにマルチメイクも、それはそれで面白いけど、タイヤの差によって勝負が決まってしまう。いいチャンスを則竹会長に作ってもらったと思う」

ハブオート・レーシングの35号車フェラーリ488 GT3を駆る吉本大樹
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88号車ランボルギーニ・ウラカンの織戸学
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30号車トヨタ・プリウスGT
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