さて、最終回となってしまいましたが、今回は僕のヘルメットのカラーリングについて紹介したいと思います。
山ちゃんの回でも触れていましたが、彼がカート時代のカラーリングに戻したのは、僕の影響です(笑)。
僕のカート時代は、チームに『全日本に出るドライバーのみが許される』伝統的なカラーリングがあって、それで走ってました。
その後、ステップアップして自分の好きなデザインにしていたんですけど、レースを始めて10年という節目に「初心に戻ろう」と思ってカート時代のデザインに戻すことにしたら、山ちゃんも「俺もそうするわ」って。そこから、いまに至っています。配色は変わっていますけど、この黄色のラインはカート時代と一緒ですね。


昨年までは白ベースに赤と緑っていう感じだったんですけど、毎年ニュル(ニュルブルクリンク24時間レース)だけは年1回なので面白いことをやっていて、それで一度こういう色合いにしたら結構評判が良くて。なので、今年はGTでも色合いを変えてみようと思ったんです。
ペインターは九州のサイドワインダーズさん。今年のヘルメットをペイントするにあたっては「和風にしてください」とお願いしました。「葛飾北斎みたいな」って。なかなかカッコ良くないですか? 配色を変えたおかげで、今年はいままでで一番、イメージが変わったかもしれません。
ちなみに山ちゃんはGTでもバイザーを下ろして走るタイプ。僕はピットロードでは目を見られたくないので(笑)、閉めています。コース上では陽の加減次第ですが、開けていることが多いですね。ホンダ系のドライバーは閉めている人が多いイメージ。皆さんも、コクピットの中のヘルメットをよーく見てみてください!(笑)
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一年間、山ちゃんと交代で続けたこのコラムも、これで最終回です。最後にいい報告ができて、本当に良かったです。読者の皆さん、改めて応援ありがとうございました! 2022年シーズンもよろしくお願いします!
