MotoGPクラスでは、前戦日本GPでマルク・マルケス(ホンダ)のタイトルが確定。ランキング2位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とランキング3位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が転倒リタイアに終わり、昨年とは打って変わって、あっけなくチャンピオン争いに終止符が打たれた。ミシュランのワンメイクとなったタイヤを各ライダーがどう使いこなすかが、今レースのポイントとなるだろう。

 フィリップアイランドでは、2013年には全面再舗装されたばかりの新路面がタイヤに対して負担になり、全クラスでレース距離に対してタイヤがもたない恐れが高かったため、周回数の変更、MotoGPクラスではさらにレース途中でのニュータイヤを履いたマシンへの乗り換えが義務づけられる変則的なレースとなったことがある。

 過去2年間は路面とタイヤの問題は発生していないが、いずれにしてもその高速なコースレイアウトからタイヤに負担の高いコースであることは変わらない。開幕前にテストは行なわれているが、ミシュランで初の実戦となる今レース、温度に対してシビアと言われるタイヤがどう結果に影響を及ぼすかに注目が集まる。

 MotoGPクラスで3度目、通算5度目(125クラス1回、Moto2クラス1回)の世界チャンピオンを獲得したマルケス。もてぎでタイトル確定の可能性はあったものの、ロッシとロレンソの脱落はマルケスにとっても予想外のものだったかもしれない。今シーズンはここまで8人のウイナーが誕生する混戦となっているが、その中でここまで最多の5勝を記録し、唯一、日本GPまでの全戦でポイントを獲得しているのだがマルケス。

 勝てると思ったら勝ちに行き、勝てないときはポイント獲得を優先させることができる速さが、タイトル奪還につながった。フィリップアイランドでは2014年、2015年とポールポジションを獲得、125クラス時代の2010年に1勝、Moto2クラスでは2年連続で表彰台に立った経験を持ち、昨年はMotoGPクラスで初優勝を飾った得意とするサーキットだ。

「チャンピオン争いのプレッシャーから解放されてフィリップアイランドに臨むことができるのはすばらしい。フィリップアイランドは開催コースの中でも、オースティンとアラゴンに並んでボクの一番のお気に入りだ。フィリップアイランドは高速コースでライディングしていてとても楽しいんだ。

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