これが決勝結果にどう影響を及ぼすか注目された。決勝レースに先駆け、マクラーレンP1とアストンマーチン・バルカンによる、デモランが実施された。咆哮なエキゾーストノートを上げてストレートを駆け抜ける様子に、観客も大興奮の様子だったが、降りしきる雨は一向に止む気配がなかったことから、大事をとってバルカンは残念ながら決勝への出場を取り消すこととなった。

 さらにレースはセーフティカー(SC)スタートでの開始が決定。これに慌てたのは、プラチナドライバーを充てていたチームだった。第3戦は40分間で争われるが、ドライバー交代はスタートから15~25分間のうちに行わなくてはならない。その貴重な時間をSCランで抑えられてしまうからだ。

 3番手スタートのYJHD HURACANがコッツォリーノを、4番手スタートのYuukiJapan GROUP HURACAN STが横溝直輝をスタートドライバーに起用していた。そして、それ以上の衝撃が……。グリッドに着くためピットを離れたCARGUY RUF HURACAN GT3が、なんとコース脇にストップしているではないか!

「僕自身もよく分からないんですが、急にエンジンがまったく吹けなくなって」と木村。

 メインスイッチのオンオフでは対応しきれず、マシンは牽引されてピットに戻ってくる。木村にとって不幸中の幸いだったのは、ピットですぐ対応されてエンジンは再び息を吹き返したことと、ピットスタートであってもSCランのおかげで周回遅れにならずに済んだことだ。

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