トップ元嶋はすでに独走態勢に入っていたものの、寿一は序盤のペナルティをしっかり挽回してきた86号車の蒲生、55号車Sun Oasisネッツトヨタ埼玉86のたしろじゅんを背後に置いて、激しいバトルを繰り広げることに。まさに観客の視線を釘づけとしたが、ゴール間際にたしろ、蒲生に相次いでかわされ、表彰台にはあと一歩届かなかった。
「今回も若いふたりに助けられて勝てました。SUGOとは相性が良く、これで3年連続優勝なんです」と村田。
一方、「抜かれたから、タイヤ交換しておけば良かったと思うけど、抜かれなければ、タイヤ無交換が効いたって言うんだろうね(笑)。表彰台は次回にとっておきます」と寿一。
ST-5クラスでは、デビュー2戦目の88号車村上モータースMAZDAロードスターNDを駆る村上博幸/筒井克彦組がポール・トゥ・ウィンを達成。「ロードスターファンの期待に、ようやく応えることができました。最後は燃費もタイヤも厳しく、かなりペースを抑えましたが、何とか逃げ切ることができました」と語るのは村上。
一方、大野尊久/梅本淳一/窪田俊浩組の69号車BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITは、終盤に激しく追い上げるも、残り8周で再給油を強いられ、2位に留まって連勝はならなかった。