[決勝/10月15日(日)] 3号車 2位
13:45スタート 3時間レース(16:46チェッカー) ウエットコンディション
決勝当日は予報どおり、夜半過ぎから降り出した雨でウエットコンディション。GT-R勢にとっては厳しい状況となるが、レースはそれ以上に波乱含みの事態となった。
予選タイムが抹消されたフェラーリが嘆願書により最後尾からのスタートを認められることになったのだが、じつはこれが大きな混乱を招くことになってしまった。
チャンピオン争いに影響が出ないのであればいいのだが、わずかでもチャンピオン争いにチャンスがあるチームは……。非情だが[予選タイム抹消=予選不通過=決勝未出走]という手段を選ぶ。
当チームは富士ラウンドが終了した時点でチャンピオン争いから脱落してしまったが、連覇を狙う1号車のGT–Rはわずかながらとはいえ、この岡山ラウンドの結果によっては大逆転でのチャンピオンというチャンス(1号車のGT-Rが優勝、フェラーリがノーポイント)が残されているからだ。
結果から先に報告すると、競技会の裁定に不服ということからJAFのモータースポーツ審査委員会の裁定を待つこととなった。このため最終戦の正式結果は発表されず、シリーズランキングの最終結果も発表待ちとなった。
決勝レースはウエットコンディションとなったため、午前中に行われたGr.2の決勝同様、セーフティカースタートで最終戦のスタートは始まった。2ラップに渡ってセーフティカーにコントロールされた決勝レースは3ラップ目にスタートが切られた。
予選トップだったフェラーリは最後尾からのスタート。3番手のポジションからスタートを切った山内は、オープニングラップから最大のライバルでもある1号車のGT-Rの背後に付ける。なんとか一矢報いたいのだが、ラップを重ねていくにつれ、ジワジワと離されてしまう。
トップはポルシェ。とにかく速い。瞬く間に2番手以下を引き離す。これも結果から先に報告すると、完璧なポール・トゥ・ウインでポルシェがこのクラスでの初優勝を決めた。