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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.11.14 20:05

BMW Team Studie 2021スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート

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国内レース他 | BMW Team Studie 2021スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート

BMW Team Studie

スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook
第6戦 スーパー耐久レースin岡山

 Rd.5の鈴鹿から2カ月弱。2021シーズンのスーパー耐久は最終戦を迎えた。舞台は岡山県の岡山国際サーキット。300Kmレースの今決勝は、エントリーの全体を2グループに分け開催。ST-2〜ST-5のGr.2を日曜午前に、SS/YZ Studie BMWが属するST-ZクラスはGr.1で日曜午後に決勝が開催された。

 Rd.5を終えてのチームのポイントランキングは4番手。チャンピオン奪取こそ叶わなかったが、シーズンポイントランキングでのポディウムがかかる最終戦。ドライバーラインナップは、Aドライバー:山口智英選手、Bドライバー:荒聖治選手、Cドライバー:坂本祐也選手のレギュラーメンバーで挑んだ。

練習走行

 練習走行セッションは木曜日と金曜日に実施。両日共にドライコンディション下でマシンセットアップを確認。金曜日には予選シミュレーションも実施し、2日間の走行を終えた。

予選

 予選はA,Bドライバーのベストタイム合算でポジションが確定するシステム。決勝に先立ち行われたフリー走行では、予選シミュレーションと決勝想定のドライバーチェンジシミュレーションを実施。順調にメニューを消化し、午後からの予選開始時刻を迎えた。

 ドライコンディションの中、Aドライバー予選からスタート。チームは山口選手をコースオープンと同時に送り出した。山口選手は計測3周目までタイヤをウォームアップ。計測4周目にアタックを行い1分37秒442を記録。続く計測5周目もアタックしたがタイム更新には至らず、7番手ポジションでこの予選を終えた。

 続くBドライバー予選は荒選手が出走。こちらもウエイティングせずピットを後にした。アウトラップに続く計測3周目までタイヤウォームアップ。4周目にアタックし1分36秒302を記録。続く計測5周目もアタックするが記録更新ならず、このセッションを10番手タイムで終えた。

 この結果を受け、A/Bドライバー合算タイムのポジションは8番手。決勝はST-Zクラスの8番グリッドからのスタートとなった。

 また、予選タイムがグリッド順に関わらないCドライバー予選は、決勝に向けた確認メニューを実施。セットアップを決勝向けに変更し、実戦想定の燃料を搭載してコースインした。坂本選手はマシン確認に加えてニュータイヤの皮むきやブレーキパッドのあたり付け等、メニューを順調に消化。チェッカーまで走行し決勝の準備を整えた。

SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)

決勝

 この最終戦の決勝日もコースコンディションはドライ。穏やかな天候のもと決勝スタート時刻を迎えた。

 3時間レースのドライバー毎の乗車時間規定は、プラチナドライバー枠の荒選手が最長で72分。ジェントルマン枠の山口選手は最低50分に定められている。今決勝は荒選手がスタートドライバーを担当する。

 13:30セーフティーカー(SC)先導のフォーメーションラップがスタート。荒選手ドライブのSS/YZ Studie BMWはST-Zクラス8番グリッドを後にした。

 セーフティーカーがピットレーンに向かいレーススタート。荒選手はオープニングラップで2つポジションアップ。6番手でコントロールラインを通過した。5周目には更にポジション5番手に上げるも、その後再び6番手にポジションを戻し周回を重ねた。荒選手はその後ペースの遅いマシンに前を塞がれた為、予定を早め36周目にルーティンのピットへ向かった。

 給油とタイヤ4輪交換を済ませ、SS/YZ Studie BMWは坂本選手ドライブで戦線復帰。見かけ上8番手、実質6番手でコースに復帰すると、良いペースでラップを重ね前のマシンに肉薄。コース上の停止車両回収の為に出されたFCYをうまく利用してポジションを上げ5番手へ。続けざまにもう一つポジションを上げて4番手へ浮上した。直後に再びFCY。坂本選手はここでもFCY解除のタイミングを利用して更にポジションアップ。SS/YZ Studie BMWは3番手で中盤の周回を重ねて行った。坂本選手はその後後続とのギャップを大きく拡大し、70周目にルーティンのピットへ向かった。

 チームはここでピット作業時間を詰める為、タイヤ2本交換作戦を選択。フロントタイヤのみを交換し、燃料給油を終えたマシンで山口選手はコースへ向かった。

 このとき、ポジションは見かけ上4番手。冷えてグリップのないフロントと温まってグリップのあるリアタイヤのバランスを取りながら、スティント序盤の周回を重ねて行った。SS/YZ Studie BMWはその後も順調に走行を続けていたが、交換を行わなかったリアタイヤのグリップが大幅にダウン。中盤以降はペースを維持出来ずオーバーテイクを許す展開になり、6位完走でこのレースを終えた。

SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
スーパー耐久シリーズ2021 第6戦岡山 Gr.2決勝スタートの様子
スーパー耐久シリーズ2021 第6戦岡山 Gr.2決勝スタートの様子
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)
SS/YZ Studie BMW(山口智英/荒聖治/坂本祐也)


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