1996年のF1世界チャンピオンであるデイモン・ヒルは、メルセデスの空力部門が“好機を逃した”と述べており、レッドブルと比較すると、スタッフの退職がチームの失速につながっているのではないかと疑問を呈している。
2014年にF1のハイブリッド時代が始まったが、それはメルセデスの長期にわたる支配の幕開けであり、チームは8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得。また、7年連続でドライバーズタイトル獲得を果たし、並外れた走りをして際立っていた。しかし昨年のテクニカルレギュレーションの刷新と、グラウンドエフェクトエアロダイナミクスの導入により、メルセデスの覇権は消滅し動きが止まってしまった。それによりレッドブルが支配的になり、ずば抜けた走りをするようになった。