2024年シーズンのF1グリッドは2023年から変化しないままスタートする。他カテゴリーのベテランやFIA F2で活躍するルーキードライバーたちがF1に参戦しづらい現状をスペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアが解説する。

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 何十年もの間、F1はモータースポーツの最高峰と見なされてきた。世界最大のレーシングチームが、世界で最も重要なサーキットに行き、最高のドライバーが最先端技術を駆使した20台のレーシングカーのコクピットに乗り込む。もちろんこれは理論的には、ということだ。彼らが世界で最高のレーシングドライバーだとは、モータースポーツに詳しい人は誰も言わないからだ。たとえば、インディカー、WEC、もしくは全日本スーパーフォーミュラのトップドライバーはみな、F1に適しているだろう。それが毎年グリッドにいくつか変化がある理由のひとつだ。

 ただし2024年は除外される。F1はまさに、来シーズンを2023年終了時と同じドライバーとともに開幕する。これはチャンピオンシップの歴史上かつてなかったことだ。その上、シーズン開幕戦にルーキードライバーがいないのは1977年以来のことだ。さらに、現在のグリッドのレベルの高さと、シートを埋めることができるドライバーを考慮すると、可能性は低いかもしれないが、2024年はルーキードライバーがひとりもいない状態で始まって終わることもあり得る。そうなれば、シリーズの歴史上初めてのこととなる。

 もちろんこのことは非常にもっともな疑問を提起する。F1には現在、世界最高の20人のレーシングドライバーがいるだろうか? 手短に答えれば『ノー』だと思う。長い答えも『ノー』だ。ただ、もう少し微妙な違いがある。どうあろうとチームは常に最高のドライバーを探しており、ほとんどのドライバーはF1でレースをすることを夢見るだろう。そのすべてを念頭に置いたとして、なぜ2023年から2024年はグリッドに変化がないのだろうか?

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