2024年シーズンで9年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄代表。1月にチーム代表就任を発表して以降、新車発表にプレシーズンテスト、そしてシーズン開幕と怒涛の2カ月を過ごしてきた小松代表だが、チーム内はポジティブな雰囲気で想像以上にいいスタートを切れたという。
「想像以上にいいスタート」というのは、組織の話だけではない。開幕戦バーレーンGPではニコ・ヒュルケンベルグの予選Q3進出、そして第2戦サウジアラビアGPではケビン・マグヌッセンがチームプレーに徹したことでヒュルケンベルグが今季初入賞と、コース上でも結果が出始めている。一方で、ひとりがたくさんの仕事をこなさなければならないハースには大きなミスもあり、早急な再発防止策も求められた。そんな新車発表から第2戦サウジアラビアGPまでの事情を小松代表が振り返ります。